「媚中議員だよ。全員集合!」 | 方丈随想録

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中国軍機による領空侵犯の直後に、「日中友好」を目指す議員が訪中した。「遺憾砲」にもならぬ「遺憾水鉄砲」を放って一応体裁は整え、後は集合写真を撮り、歓迎レセプションでご馳走に舌鼓を打って、訪中議員一同はご満悦であった。日頃、「国民の安全・安心」を連呼する議員もいたようなのだが、国民への説明はなかった。

しかし、訪中議員団よりも数等悪質なのは、やはり河野太郎だろう。「日本端子」という一族経営の会社が中国の国有企業と現地合弁企業をつくって利益を上げ、結果、「日本端子」から河野太郎に毎年数千万円の政治資金が寄付されている。中国政府あるいは中国共産党からの実質的賄賂でなくて何だろう。この政治資金を使って、河野太郎が総理にでもなれば、中国は日本を属国の地位に落とすことができるのだ。それは極端な予想ではといぶかる人もいるだろうが、河野太郎が中国外相王毅に接する態度の卑屈さを見れば頷けるだろう。更に、河野太郎が入閣して行ったこと、SNSで自分に不都合な投稿をすべてブロックしていることなどから、この人は北朝鮮の金正日や金正恩に近い「権威主義的」パーソナリティの人物であることが分かる。この人は自由主義者でも民主主義者でもない。「自由」とか「民主主義」とか「改革」とか耳障りのいい言葉を口にして、していることは反国家的、反国民的、反民主的なことばかりだ。

河野太郎はネットの世界では「ブロック太郎」という。自分のXのアカウントに寄せられた不都合な書き込みがあれば、投稿者をすべてブロックする性質の人だ。虚心坦懐に他人の言い分に耳を傾けようという謙虚さは微塵もない。本人は「誹謗中傷」をブロックしていると主張するのだ。「誹謗」とは「事実無根の悪口を言うこと」とか、「中傷」とは「故意に根拠のない悪口を言って、他人の名誉を傷付けること」と辞書にある。「事実無根」とか「根拠がない」のであればただの「悪口」だが、投稿が「事実」に基づき「根拠」があるとすれば、それらは「悪口」ではなくて「批判」とか「意見」というものだ。したがって、バッサリ切り捨てるのではなく、投稿で提示された「事実」について逃げずに説明すべきだろう。説明責任から逃げないのが民主主義社会における政治家の責務だろう。

ロシアや中国そして北朝鮮では「事実」が「事実」として口にできない。権力者の主張が「事実」とされるのだ。「事実」は「不都合な真実」として抹殺される。そして、河野太郎は「事実」を「不都合な真実」として抹消している政治家だ、というのが小生の認識である。

「日本端子」を中継して河野太郎に渡った政治資金が、河野の政治グループの維持・拡大に使われることを危惧していたのだが、現時点では左程大きなグループにはなっていないようだ。だが、油断はできない。同じ自民党の平将明議員と気脈を通じ、平はお忍びで中国に行き、中国政府の要人とIT関連の件で話し合いをしている。ということは、河野太郎が首相になれば、日本と中国を電力と情報通信網を一体化し、「一帯一路」に日本を組み込もうという謀略が進行中なのかもしれない。河野太郎が「この国を前に進める」とはこのことだろう。