らびっこママ:イチジクのお勉強 | 「ありのままの自分を生きる5つの力」で、「自分を生ききる、生き抜く」

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らびっこママです。こんにちは。

昨日は、JR常磐線、地下鉄千代田線松戸駅にある、千葉大学の松戸キャンパスに行ってきました。

行きは、松戸駅からタクシーに乗っていきました。
松戸駅周辺の環境とは違って、帰りは歩いて帰れるのかな? と思ったくらい、タクシーを降りたら目の前には広大な土地が広がり、びっくりでした。

帰りは、歩いて帰りましたが、徒歩約15分くらいでしたよ。
中学三年生で松戸市に転校してから10年ほど住んでいた私ですが、こんなに近くて、素晴らしい環境の大学があることを知りませんでしたよ。


生徒さんに教室の場所を聴いて、緊張しながら教室に入ると、物腰の柔らかい優しい声で迎えていただきました。園芸学部の大川克哉先生です。

イチジクの栽培のことをいろいろ伺いました。
イチジクをどのように栽培しているのか?

通常は、露地栽培(いわゆる畑での栽培)で、挿し木から苗木になりまでに1年、そこから植えて収穫できるまで2年はかかるそうです。3年もかかるのですね~

ところが、先生の「養液栽培」は、春先に挿し木をすれば、その年の8月~収穫ができるそうです。1年で収穫ができるのは良いですね。イチジクは雨に弱いので露地栽培では安定が難しいそうですよ。

では、先生と一緒にビニールハウスへ~。
それにしても広い。実証試験用のビニールハウスがたくさん並んでいました。実証試験で、これほどの敷地を使っている大学は千葉大学だけだそうです。凄いですね~。
直径20センチくらいでしょうか、ポットがたくさん並んでいました。品種は、最も普及されている「桝井ドーフィン」だそうです。ポットに培地を用いて、細い管から液肥を自動的に送り込んで育てます。


液肥の配合もそんなに難しくなく、資材さえ揃えられれば誰にでも栽培可能とのことですよ。

ポット

温度管理は、地面に太いビニールのホースみたいのがあって、ところどころに穴があいています。ここから自動的に温風がでるそうです。ハウスの中でも、ポットの高さの温度と木の上の方の温度、端と端の温度、それぞれ全部違うそうです。一定の温度になるように、温風を送る機械から遠いところは、穴の数が違います。大変です~。

ホース

出荷後ですので、味がわかりませんでした。食べたかったです~
おっ? 奥の方に、イチジクの実が・・・、これは冬用に栽培の研究をしているそうです。

イチジク

ただ、夏に剪定をしても実が上の方にしかならないそうです。なぜでしょうね。。
そして、冬の夜でも温度が18度くらいは必要なので、燃料の費用がかさむとのことです。
それにイチジクは、ほとんど害虫もつかないので育てやすい果物のようですが、冬は葉っぱに害虫がついたりします。葉っぱがかわいそうなことに・・。

害虫

8月~10月の出荷量は、先生の研究されている「養液栽培」だと、一反で約5トンとのこと。
5トンという量が想像できません 通常の路地栽培より1.6倍は採れるそうです。それはすごいですね。

最後に、先生が、「おもしろいものがありますよ」と、見せていただいたのが、パッションフルーツ。学生さんが栽培さているそうです。まるまるとしていて可愛いらしいです。

パッションフルーツ

ネットで、イチジクのことを調べてみました。
カルシウムや鉄分など、血や骨の素となるミネラル分をバランスよく含んでいるとのこと。
美肌効果や二日酔いの予防にもなると書いてありましたよ。

そして、世界最古の栽培果樹ではないかとも言われているとも書いてありました。なんだか、とーーっても素晴らしい果物のようです。
こどもにも女性にも、そして、高血圧の予防もあるようですので、高齢者にも良いですね。

もっと、イチジクのことが知りたくなりました。


最後に、先生に、「ご自宅でも家庭菜園とかされているのですか?」と伺ったところ、
「まったくしませんよ」と笑っておられました。愚問でしたね。すみません。

楽しい見学でした。本当にありがとうございました。