エステを受けてすっきりした後、部屋に戻って寝る準備をしていると出産を担当してくれた助産師さんが来た。
助産師「エステどうやった?」
私「すっきりしました。」
助産師「よかった。夜中に搾乳するときに使う容器持ってきたからね。母乳は母乳パックに入れて冷蔵庫で保管しといてくれたらいいよ。容器もそのまま部屋に置いといてね。朝に検温とかするときに母乳と容器を回収するから。」
私「持っていかなくていいんですか?」
助産師「うん、いいよ。昨日はどうしてたん?」
私「えーっと…。搾乳するときにナースステーションまで容器を受け取りに行って、搾乳が終わったら容器と母乳パックをナースステーションまで持って行ってました…。」
助産師「あー…。そうやったんや…。今日はナースステーションまで来なくて大丈夫やからね。何かあったらナースコールで呼んでくれたら来るから。」
めっちゃ助かるー!
まだまだ傷が痛いのに毎回毎回ナースステーションまで行くのしんどかったんだよー!
1回の搾乳で2往復しなくちゃいけなかったからね…。
対応も嫌だったし…。
この助産師さん本当に優しい…。
ズタボロになった心に優しさがしみる…。
この日は助産師さんが容器を持ってきてくれてから朝の検温の時間までに3回搾乳をした。
うん、気が楽!体も楽!
いくら優しい助産師さんでも毎回搾乳の度に対応してもらうのは申し訳ない気持ちになるからね…。
最後の夜にいてくれたのが優しい助産師さんでよかった。
朝になって検温などをしてもらっているときに、退院診察で問題がなければ午前中に退院になると話があった。
退院する気満々で最後の荷物の整理を始めた。
だって外出の許可も出るくらいだから貧血とかも問題ないってことでしょ。
これ以上ここにいるのは精神的によろしくないから退院させていただきますよ。
外来の診察が始まり、しばらくすると助産師さんが退院診察の順番が来たと呼びに来てくれた。
誰もいない中待ち合いに案内されソファーに座って呼ばれるのを待っていた。
すると産後1ヶ月検診に来たらしい小さな赤ちゃんを連れた方が入ってきて、赤ちゃんは助産師さんが連れていき、お母さんは診察室に入っていった。
その姿を見た瞬間涙が溢れてきた。
なんで息子はここにいないの?
なんで一緒に退院できないの?
なんで?なんで?なんで…
そんなことばっかり考えてもしょうがないのはわかってる。
でも簡単に気持ちは切り替えられない。
生まれる前も生まれた後も誰も病気だって言わなかったもん。
検査したほうがいい、病気だ、手術しなくちゃ生きられない。
そう言われたのはたった2日前だもん。
手術は成功して息子は頑張って生きてる。
それもわかってる。
でもまだ気持ちがついていかない。
産後ということもあり、私の情緒は今までにないくらい超不安定。
あのときの赤ちゃんとお母さんは全然悪くない。
私が勝手に泣いてるだけ。
誰かに見られる前に泣くのをやめたいのに、次々に涙が出てきて止まらない。
あーしんどい…。
今年のふるさと納税は何にしよう…
これぷりっぷりでおいしかった!
こういうやつのほうがハズレはないよね…(笑)