耳栓をして布団に入ってすぐはイライラが収まらなかったけど、いつのまにか眠っていたようで、搾乳の時間を知らせるスマホのバイブで目が覚めた。
あー眠い。
でも搾乳しないと…。
そう思ったけどまた寝てしまったようで、前回の搾乳から4時間半くらい経った頃に目が覚めた。
心を無にしてナースステーションに向かい、容器を受け取って部屋に戻った。
搾乳を終えて母乳パックと容器を持って、心を無にして再びナースステーションに向かった。
ドアの札も見ないようにして部屋に入り、布団に入って休む。
時間的に夜勤の時間帯での搾乳はさっきので終わり。
次の搾乳のときは他の人がいいな…。
朝になり、ドアをノックする音で目が覚めた。
助産師さん「おはようございます。体温とか血圧計らせてね。」
出産のときに担当してくれた助産師さんだった。
助産師「先生が来たら外出していいか聞いてみるからね。どうやって行く?」
私「夫が車で迎えに来てくれるので、それで行こうと思ってます。」
助産師「うん。わかった。じゃあまた聞いたら伝えるね。外出の許可が出たら外出までに搾乳する?」
私「そうですね…。します。」
助産師「じゃあ、容器持ってくるね。」
すぐに容器を持ってきてくれた。
助産師さんが部屋を出たあと、着替えたり荷物の整理をしたりしていた。
足がものすごく浮腫んでいたので荷物の中にあった着圧ソックスを履いた。
産前もそうだけど産後も浮腫むって聞いてたから一応持ってきたけど役に立ってよかった。
出産前に浮腫んだ足でも履ける大きめの靴を買っておいてよかった。
退院もしていないのに靴が必要になるとは…。
出産前にはこんなこと想像もしていなかったな…。
いろいろ考えているとノックする音が聞こえてドアが開いた。
スタッフ「おはようございまーす。朝食の準備ができたので食堂へどうぞ~。」
そう声をかけるとすぐにドアを閉めて、次の部屋へ声をかけにいったようだった。
廊下からスタッフさんの声が何回か聞こえたので、昨日私が外出している間に何人か入院してきたのかな。
食堂で朝食…。
無理…。行きたくない。
だってみんな集まったら絶対赤ちゃんの話になるでしょ。
そんな状況耐えられない。
聞きたくないし聞かれたくもない。
お腹も空いてないし。
私は食堂に行かないことにした。
外出の許可が出るかわからないけど、出かける準備を終えた。
ちょっと早いけど夫が迎えに来るまでに搾乳を終わらせたかったので搾乳を始めた。
これ何回食べてもおいしい♥️
今年の父の日は何にしよう…。
これ喜んでくれたなー!