夫たちは夜ご飯が運ばれてくる少し前に帰っていった。



夫たちが帰るとすぐにスマホで赤ちゃんの嘔吐について調べた。



たしかに生まれたばかりの赤ちゃんの嘔吐は珍しいことじゃない。



でもそれは嘔吐物がミルクだった場合。



私の赤ちゃんの嘔吐物は緑色だった。



調べると緑色の嘔吐物はやっぱり胆汁が混ざっているらしい。



そしてそれは病気によって起こるものであり、治療が必要になるとのこと。



ただこれは素人がネットで調べた情報。



まだ医師や助産師から説明はないから、違うかもしれない。



違っていてほしい。



違っていてほしいけど、緑色の嘔吐物は普通ではない。



なんとなく不安だったのが、私の中で大きな不安になっていった。



私の赤ちゃんは大丈夫なんだろうか。






そうこうしているうちに夜ご飯が運ばれてきた。



こんな状態ではあまり食欲もなかったけど、あまり残すと何か言われそうなので半分ほど食べた。







20時頃、助産師さんが赤ちゃんを連れてきてくれた。



助産師「赤ちゃん連れてきたよ。あと1時間くらいやけど一緒に過ごそうか。」



こちらから言わなくても連れてきてくれたことで、少しほっとした。



私の考えすぎやったんかな?



赤ちゃんは大丈夫なんかな?



そう思った。



助産師「もしうんちとかしたらオムツ替えてあげてね。替えたときはこの紙に記録しておいてください。また1時間くらいしたら戻ってくるけど、何かあったらナースコールしてね。」



コットの中を覗き込むと赤ちゃんは起きていた。



やっと2人きりになれたね。



生んだ日にカンガルーケアはしたし、私が横になっているベッドの上に寝かせてくれたりはした。



面会のときは来てくれた人が抱っこしていたからできなかった。



昼間に写真を撮ってもらったときに抱っこはしたけど、撮り終えたらすぐに赤ちゃんを新生児室に連れていかれた。



だからちゃんと抱っこするのは初めて。



かわいい目をぱっちり開けてこっちを見てくれている。



まだ見えないんだろうなぁ。



私がママだよ。よろしくね。



いろいろ話しかけた。



泣きもせず、機嫌がよさそうに見えた。



かわいくてずっと見ていられる。



何回も嘔吐しているのにしんどくはないのだろうか。






赤ちゃんを抱っこしながら助産師さんに記録してと言われた紙を見てみた。



ミルクを飲んだ時間や量、おしっこやうんちの回数などが記録されていた。



新生児の頃は1日に10回以上オムツ替えをすると、出産前に何かで読んだ覚えがあった。



でも記録されていたのは数回だけだった。



ただ、頻繁にオムツ替えをしてもらっていないだけで、そこそこの回数はしているのかもしれない。



そう思ったけど、授乳の欄にはミルクを飲んだ記録とともに嘔吐の記録もあった。



この日1日で何回も嘔吐しているようだった。



いいほうに考えたい。



でも、いい状況ではないのかもしれない。



そう思いながら抱っこしている赤ちゃんを見ていた。



すると赤ちゃんがまた嘔吐した。



また緑色…。



どうしよう…



不安で不安でしょうがなかった。








 いろんな種類が入っているのって嬉しい!

 

 



これ私がほしい(笑)

 




かわいい~♥️