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弁護士増員と倫理研修

今日の新聞で、日弁連が3000人の弁護士増員に反対するという記事が載っていました。

弁護士増員を推進してきた弁護士からは「情けない」というコメントがなされています。


もともと増員をした背景には、いわゆる外圧や、経済界の意向(コストダウン)があったと聞きます。

弁護士を増やせば、会社の社員として雇いたいというニーズに応えることができる、

潜在的需要がたくさんあるというのが、もともとの日弁連の主張としてあったと思います。


しかし、ふたを開けてみると。

実際、自分も採用担当者として、弁護士会が行った合同説明会に参加しましたが

会社として参加しているのはいわゆるクレサラ業者ばかり。

会社は、試験に受かったばかりで経験のない新卒の弁護士などほしくないのです。

当たり前ですよね。


また「社会人経験を生かせる」という法科大学院制度のふれこみも

実際には容易ではありません。

採用をする側になれば、やはり組織内の年齢構成を考えざるを得ない。

一時の面接でその人の「社会人経験」をどれほどはかれるかと言えば疑問です。

結局、年齢を重ねている人が就職に苦労するというのは事実です。


弁護士が増えすぎた事による弊害というのも既にあるかもしれません。

インターネットで顧問会社を募集する弁護士も現れました。以前では考えられなかったことです。

ただ、こうした変化が全て悪いのかと言えばそうではないのかもしれない。

そういう弁護士像というのもまた、現代のニーズなのかもしれません。


弁護士を増やすのはいいとしても

以前にもまして、これを監督する仕組みが必須といえそうです。

懲戒請求はますます増えるでしょうし、社会から信頼を得られる一定の質を担保するには、これも残念ながら必須のものとなるでしょう。


懲戒といえば、弁護士倫理に関連して。

今日、弁護士会が会員に義務と定めている倫理研修を受けてきました。


いやぁ そのひどいこと、ひどいこと。

確かに弁護士というのは自己主張の強いいわゆる「KY」の集まりなのですが

KY以前に文字が読めない。文章が読めない。

文字が読めない MYという言葉を作るべきなのではと思ったほど。


まず、とある国会議員を務めるS弁護士(ただし登録は最近らしい)が、

研修中に中座したことを研修担当の講師の弁護士にいさめられました。

25分も中座していたので、果たして研修したことになるのか、後で会で議論をします、と言ったのです。

そうしたら、その弁護士は

「15分の遅刻と15分の早退は研修履修と認めないと案内状に書いてあるが、

中座については書いていない」

というのです。

講師「・・・・常識的に考えることだと思います。」

要は、15分研修を受けないということ=履修していない、なのですから

この趣旨からすれば、履修していないと判断されてもやむを得ないと思います


ところが、この弁護士は

「君は失礼だ。勝手にしろ!」

と息巻いたのです。

その後も何度も中座していました。


弁護士、としての経験はほとんどないようですが、

こういう人が国会議員になっていること自体、全く嘆かわしいと思います。


ついで、倫理研修ということで、当然弁護士職務規程という規定への当てはめが問題となるはずなのに

ある弁護士は、答えの理由を聞かれて


「勘 です

法律のことはよく分かりませんから」



こういう答えを聞くと、増員した弁護士の質を問う前に

弁護士という立場に慣れきって弛緩しきっている人たちをどうにかした方が良さそうだと感じます。


さらには

全くとんちんかんな質問を講師にして

「あの・・・第2問と第3問は独立していて、関係ないですから」

と中学生でも分かりそうな説明をしないといけない始末。

まさにMY状態です。

一体どうやって普段活動されているのか不明です。


普段会う弁護士たちは、立派に活躍している人が多いのに。

入り口が一緒でも、その後の過ごし方によって、こうも多元化していくのかと

考えさせられる一日でした。