春雷 11睫毛の先につく滴をそのままにカラダを縮こませ怯えた幼子のように身を守るきみが儚く見えるその姿に愛おしさが増してゆく 俺の意志は…そのままに触れ合うことの大切さをきみに伝えるからきみにも温もりがある触れる君の髪や頬にも冷えゆくきみをそっと包みこもうあと一歩…きみの鼓動も俺の鼓動も伝わる互いを確かめられる場所まで…