睫毛の先につく滴を
そのままに


カラダを縮こませ
怯えた幼子のように
身を守るきみが



儚く見えるその姿に
愛おしさが増してゆく 



俺の意志は…そのままに


触れ合うことの大切さを
きみに伝えるから


きみにも温もりがある
触れる君の髪や頬にも



冷えゆくきみを
そっと包みこもう


あと一歩…


きみの鼓動も
俺の鼓動も伝わる



互いを確かめられる
場所まで…