「 僕に触れるな… 」

そう…誰も僕に触れるな
カラダも…心の中も

目を綴じていても
僕の全ては張りつめている

ただ一つだけ…

この大木だけが
僕を癒せる

けど… 不覚だった
僅かな途切れが
僕に触れようとする影を逃し
寸前の所で払い除けた


「 すまない… 」


チャコール色した瞳が
柔らかく僕を見ている