桜の花が舞い散る
大木の裾

俺は…見つけてしまった


春の木漏れ日の中
暖かい温もりが伝わりそうな
桃色の頬して
眠りの中にいるきみを…


きみの瞳は
綴じられたまま

誰にも呼ばれる事なく
眠り続けている

すぐそばまで
黒い雲が来ているのに
気付けないまま


俺もきみも…