「答えるのはやっ。もーちょっと考えてくれたってよくない?」
「だって冗談だとしても無駄に期待させることになるかもでしょ?だから無理」
「ほら行くよ」と言って私が屋上のドアに手をかけて教室に向かおうとすると、ジュンは隙を見て私の頬に軽くキスをした。
「なっっ」
「ぷっ。。やっぱり経験豊富なのは嘘だな」
私がびっくりして自分の頬をさわって混乱しているとクスクス笑って、ジュンは先に階段を降りて教室へ向かった。
これが帰国か。。。!
外人では頬にキスするのは挨拶的な?
まって。
でも私お父さんの仕事先の人とかでも挨拶でされたことないんだけど。
やっぱりあいつはチャラい!!!
首をふって我を取り戻し、私も自分の教室へと走っていった。
こんなことしてる場合じゃない。
前に進む準備をしなきゃ。
久しぶりに何かに興味がわいてきたかも。
そう、
私の興味や夢は昔消された。
中身がなくなってからそれを隠すように
見た目をキラキラさせていた。
ずっと笑ってるだけ。
楽しいことで埋める。
劇場の人形みたい。
でも久しぶりにキラキラする気持ちになってきた。
また私も頑張れるかな?
