2022年もほぼ終わりの12月22日、関越道上りに、寄居PAがリニューアルオープンした。
寄居PAと言えば、「星のおうじさま」の物語をテーマにし2010年にオープンしたものの、版権終了なのか2022年の初冬に営業を終了したのはつい最近のことに思える。
まるでテーマパークのようなPAとは思えない設備
PAにいながらにして本格風フランス料理を提供していた。
そして「営業終了」の告知は突然に・・・
その後、経営の効率化などから、無人になってしまうのか、はたまた今風のコンビニになってしまうのか、様々な懸念があったものの、12月22日(水)にコンビニ(セブンイレブン)と小型レストラン(ロイヤル)の組み合わせでオープンすることとなった。
飲食については、PAはファーストフードという概念を覆して、ミニレストランという新たな形での出店となった。

以前とは変わってスッキリしたスタイルとなり、「ロイヤル」と言えば、プチ高級なファミレスチェーンの「ロイヤルホスト」でもあるので、当初は、「ああ・・・結局はテナント化され、どこも同じ効率化か・・・」と思っていた。
しかし、メニューを見ていると、市中の「ロイヤルホスト」のメニューとは打って変わり、地元産の食材や、「もつ煮」など、沿線の特色を生かすものが並べられている。
看板メニューである武州和牛の牛しゃぶうどんを食べてみると、今風の高級ラーメンのレアチャーシューのような肉と、所在地の深谷市であることを生かし、深谷ネギが丸々入るなどのこだわりも感じとれた。
店内も、これまでのトラックドライバーなどが立ち寄る、効率的かつ無機質なものとは異なり、採光や緑を取り入れた開放的な空間となっている。
だが、「こだわり」に反して懸念材料は、単価が若干上がっている分、日常利用する職業ドライバー価格とは離れ、観光客を意識した行楽価格である印象があるものの、トラドラに向けて、シャワールームを設けるなど、コンセプトが離れた掛け合わせがみられる。
ちなみに「新東名」でもシャワールームを設けたPAやSAが多いが、多くは「天神屋」という弁当チェーンと組み合わせられ、ほぼ24時間「静岡おでん」や軽食弁当を提供するスタイルであるので、観光客をメインにしているのか職業ドライバーをメインにしているのかコンセプトが曖昧にも感じたが、そこはコンビニが補完しているのだろう。
ただ、今回のリニューアルオープンで、ひとつだけ決定的に不足しているものがある。
このようにコンビニをPAに入れるケースが増えているものの、常磐道の千代田PAにしても、コンビニ内に沿線のお土産が取り揃えられているケースが多いが、昨日店内を見回った際、おみやげらしいものは見当たらず、ここは対応が急がれるのではないかと思う。
しかし、なんだかんだで短いリニューアル工事期間で、華々しくオープンし、テナントの集合体という「効率化」にとらわれず「沿線の特色」を生かされているのには、本当に喜ばしく思う。高速道路を下りない限り、その地域は通過自治体となってしまうので、高速道路のPAやSAが地域の魅力を伝えることは重要であるということを生かし、この先もこのようなエリアが増えていけばいいと思う。
余談になりますが、どことなく以前の「星のおうじさまPA」のような残り香の雰囲気も感じ取れた。











