金澤翔子の世界
ダウン症の女流書家 http://www.shoko-sho.com/index.htm/index.html
「希望がないから育てられない」と思って、私は二十余年前、絶望の渕に生きていた。しかし、今は、あれはおかしな思い込みだったと思う。将来への希望というものは、誰に対しても幻想であり、未来のことは不明である。それなのに、知的障害者だからもう希望はない、と思い込んでいた。健常者でも障害者でも平等に一寸先は闇であり、また光明でもあり得るのに・・・。翔子に悪いことをしてしまった。ダウン症であることが悲しく、胸に抱きかかえては、涙を流していた。
(かまくら春秋社刊「天使の正体」より)
上記、今日のサンデージャポンで紹介してた、書家の金澤翔子さんのホームページです。将来・・・未来・・・・全ての人に確実に訪れるが、確実な内容は決して決まっていない。明日、私が死なない保障は無い。明日、私が人生最高の出来事に出会うかもしれない。明日、私は幸せになる。どんな言い方でどんな些細な事でも全て自分の希望であり、確実な事は何も無い。ダウン症のお子さんを通し、翔子さんのお母さん手に入れたモノは、人にとって当たり前の真実であるが、それに気がつかない人がいかに多い事か・・・。私の所に来る子供達、施設の子供達、普通に学校に行ってる子供達、しっかり勉強して受験戦争に勝ち抜いた子供達・・・etc。彼らは同じく将来があり、未来も彼等の元にやってくる。そんな当たり前のことを我々の社会は忘れてしまって、子供の未来を心の中のどこかで諦めてしまってませんか?確実な事など何も決まってないのに・・・。
山口にもダウン症や様々な障害を抱える子供達(未成年じゃない人も含む^^;)の施設がある。私も何か彼等の力になりたく、何度も施設に通っていましたが、彼等に何かしてあげるなんておこがましい思いは直ぐに吹っ飛ばされました。懸命に彼らが作る陶芸や、さおり織や、他の作品から学ぶ事はあっても私が何かしてあげれる事などなく、ただ一緒に笑って話して心通わし、彼等からは多くのモノを受け取る事しか出来ませんでした^^; そんな素晴らしい場所も、小泉改革の名の元補助金を減らされ利用者は負担増で、中には来る事が出来なくなる子も・・・。
全ての子供達に翔子さんのお母さんの様な人がついていたら・・・。全ての人が翔子さんのお母さんの様な気持ちになれたら・・・。優しさで人という生物の群れを統率する社会が来ることでしょう。そんな事は理想だって?夢だって?不可能だって?いやいやw未来は何一つ決まっていないんだから・・・。
優しさの無い社会は既に、獣の社会の様相を露にしている。あげ切れない社会の歪。そろそろ『人』の心で『人』の社会を作らなければならない事に、マスコミが言う勝ち組や、セレブや、資産家や、受験地獄で優しさを学ぶ機会が少なかった高級官僚の方々にも気がついて欲しい・・・。気がついていても何も行動しないのは、その行為を一緒にやっているのと同意である。