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赤川次郎の書いた作品を始めて読んだけれども、読みやすくて数時間で読みきってしまった。

別れも告げることもできずに死んだ人に会えるとしたらどんな言葉をかけるだろうか。残された自分にどんな言葉をかけて欲しいだろうか。

1ヶ月前の不慮の事故で、乗っていたバスと共に沼の底に沈んだ死者たちから残された者たちへメッセージが届く。「夜12時に実乃原バスターミナルに」死んだ恋人や家族からの不可解なメッセージを信じ集まる人たち。バス停で偶然出くわした大学生の女の子二人、そしてやくざの親分の暗殺を企て追ってきた者と子分たち。

死を受け入れられずに時間が止まってしまった人たちが、バス停で時間を共にするなかで変わっていく姿や、ファンタジーな設定が良かった。

暗くなりそうな内容だったが時折コミカルな描写が出てきて全体的に柔らかく読みやすかった。