ついさきほどの話しだ
長居公園でジジイと珈琲飲もうと思って
自転車で走ってたら
長居公園の中で20代くらいの女の人が
座り込んで泣いてるのに誰も声をかけない
せち辛れぇなぁと思ったから
どないしてんって声かけたら
彼氏に二股かけられて、お金も
たくさん出したのに
いきなり別れられたと
嗚咽あげながら喋るから

それは、お月謝だと思え
いくら出したん?場合によっちゃ借用書
取って無くても、いくらか返ってくんでと
聞いた
100万円くらいと言うから
それくらいは、お月謝、お月謝
わしなんて新築の家3軒は確実に買えてるくらい
出してるから
これからは金出さなくて良い相手
見つけたら、えぇやん若いんやし
とか喋ってたら

遅いと思ったジジイが探して来て
じーっと見とんの
普段やったら、どないしてんとか言うて来るのに
何も言わんと、じーっと見とんのよ

一通り言い分、聞いて
お姉ちゃん若いし、可愛いらしいし
まだまだ、これから楽しい事もあるから
くれてやったと思えよって言うたら

ありがとうございますって消えた

ジジイが、お前よぉ、あんなんと喋ってたな
半分以上、ズルズルに溶けてたでと
視え方って違うんやぁ

私は繁華街では人の心の声も聞こえるけど
あの世の方を避けながら歩いてるから
かなりトリッキーな歩き方してるけど
自分のテリトリー内だったから
全く何の防御も考えて無かった

んでも、まぁ
最後は笑ってたから
彼女も、ちょっと楽なったんちゃうかなと
思いたいが

ジジイが思い切り私の背中をバンバン叩いて
頭痛が消えた
ありがたや、ありがたや

全く怖く無かったんやけどなぁ
明日、ゆっくりジジイ視点を聞いてみよう

ちょっと涼しくなれましたか
私は今から風呂入ってナナフシギさんの怪談を聞きます