本日は、尿道結石や胆石・腎石の漢方として知られる「ウラジロガシ」を原料にした
メディマル社の『ドクターピュア ナーシングハーブ』を紹介させていただきます。
ウラジロガシは腎臓・尿管にできた結石の排石を促すだけでなく、
溶解や発育を予防する効果がある、と言われています。
「ナーシングハーブ」
それを原料として飲むお茶で、人が飲むものとしても
昔から「流石茶」「排石茶」「抑石茶」などとして知られているものです。
効果があるといっても、ものすごく高い裏付けや根拠の報告(エビデンス)はないようですが
これまでの実例の改善報告はあり、効果を否定するものではないと思われます。
(微妙な表現にはなりますが・・・)
現在11歳を迎えたうさぎさんで、尿が出にくそうな症状や血尿が出たために
病院で検査をすると「尿結石がみられる」との診断をうけた子がいました。
主治医の先生の指導に加えて、少しでも結石に効果があればと
「ナーシングハーブ」をあげ始めます。
その子の効果として、これまでおしっこを出したいのに出ない様子があったのが
ナーシングハーブを煎じたものをあげると、一時的にバシャッと出る感じで
排尿症状に関しては改善を感じられているようです。
結石の大きさの変化については不明です。
その子の改善を感じられたので、飼い主さまはこれまで1日5mlあげていたものを
もっとあげたいと思われたようです。
1日5ml以上あげていいのか、についてと
効果的なあげ方は以下に記しておきます。
与える量:目安は1日5ml~10ml(うさぎさんの体格、また薄める量によって調整可能)。
原液が濃いと石を溶かす効果が高いとされています。
ただし、うさぎさんは濃すぎると飲むのを嫌がる場合があります。
また煎じた後の出涸らしや、煎じ粕を喜んで食べてくれるうさぎさんもいるようです。
この場合はキッチンペーパーでしっかり水分を取ってから与えるようにしてください。
また、カビが生える恐れがあるため、食べ残した物は早めに取り除いて下さい。
ナーシングハーブを葉っぱのまま、ふりかけのようにあげるのと
煎じてあげるのはどちらが効果が高いか、については
メディマル社のナーシングハーブは葉っぱのままでも薬効があるのでそのままでも効果はありますが、
より早く溶かしたい場合などは煎じた物を与えられると良いかと思います。
煎じて使うときの方法は、
①煎じる容器(土瓶やガラス製の鍋が最も良い。鉄や銅は避ける)を用意する
②容器の中へ一日分の生薬(量は多少前後しても心配はいらない)を入れて水(目安100ml)を加える
③火は弱火で、沸騰させず、軽く煮立つくらいにする
④水の量が半分~1/3になったら火を消し、しばらく寝かせる
⑤茶こしやガーゼなどで濾して粕を取り除く
⑥常温になればシリンジなどで飲ませても良いし、給水ボトルに入れて適当に薄めて与えても良い
※漢方薬は毎日煎じ、その日のうちに与えるのが原則ですが、
余った時には密閉容器に移して2~3日くらいなら保存できます。
おしっこにカルシウムが出ているような子や結石の症状がある子は
フードのカルシウム量に気を付けつつ、このような感じで
ナーシングハーブを与えてみるのもいいと考えますので、検討されてみてください。
『ナーシングハーブ』は、通信販売からもお求めいただけます。
上記の11歳の子の結石の変化については、また報告を受けながら
過程を追っていきたいと思います。
そのほか、使っている方で使用前と使用後の変化のある子がいたら
その変化を教えていただけたらありがたく思います。
尿にカルシウムが過剰に出ている子や、すでに結石のある子にとっては
少しでも改善してくれるといいですね。
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