今日は本格的な内容としては第1回ということで、ウサギにとって最も大切な牧草についてのお話からスタートします。(ウサギの生態についても書きたい事が沢山有りますが、それはまた後日書かせて頂きます。まずは最も大切な食事についてです。)
まず、ウサギの食事についてですが基本となる物は2種類です。
それが、牧草とペレットです。
これは、牧草だけでもダメですし、ペレットだけでもダメです。
牧草とペレットのバランスや、ペレットそのものについてはまた後日書かせて頂きます。
本題の牧草についてですが、牧草と一口に言っても実に様々な種類が有ります。
今日は牧草の中でもメインになるものについて書きます。
<チモシー>
これが最も一般的な牧草です。
ウサギにとって牧草は主食です。日本人のお米やパンにあたります。
(ペレットは人でのオカズに相当します。)
多種有る牧草の中で、ウサギにとって最も栄養バランスに優れているものです。
腸の動きを調整したり胃の中で毛玉を作らないような働きをする「食物繊維」が豊富で、
膀胱結石の原因になる「カルシウム」が少ない事が特徴です。
カロリーも抑えめなので、ある程度の量なら食べすぎでも肥満になりにくいです。
成長期の子は次に書く予定のアルファルファを混ぜてあげても良いですが、基本的にはチモシーなら子供のときから老齢期までずっと与え続ける事が出来ます。
ペットショップに行くと販売されている量も種類も最も多い牧草がこのチモシーなのです。
牧草で迷ったらまずチモシーを選んでもらえれば問題有りません。
さて、このチモシーにも色々とランクが有ります。
1番刈り、2番刈り、3番刈り といったものです。
写真を載せてみましたが違いが分かりますか?(上から1番刈り、2番刈り、3番刈りとなります。)



1番刈りは太くて、3番刈りになるにつれて細くなっているのが分かりますか?
牧草はまず種を蒔きます、そして勢いよくグングン伸びてきてそれを刈り取ったものが1番刈りです。その後、根っこは残っているので一度刈った後も月日が経つとまた伸びてきます。それを刈り取ったものが2番刈りになります。その後、同じようにまた伸びてきて刈り取ったものが3番刈りになります。
3番刈りになると、大分細くてコシが無さそうな感じです。収穫量も少ないので、多くの牧草の農場では2回しか刈り取らず、3番刈りというものはあまり市場に出回っていません。
1番刈りと2番刈り、じゃあどっちが良いのという事になりますが、1番刈りの方がうさぎにとって最も大切な食物繊維が豊富なので食べるなら1番刈りが最もおすすめです。
しかし、芯の様な硬い茎の部分が多いので嗜好性はあまりよく有りません。
皆さんのおうちの子も、硬い茎は残していませんか?
ホームセンターなどでは2番刈りの牧草が最も多く売られています。しかし、刈り取った農場やその年の気候によって2番刈りでも硬い茎が沢山入っている事もあります。それは大自然が決める事なのでどうにもなりません。
1番刈りか2番刈りをあげて、食べるなら1番刈りを選ぶと覚えておいてください。
じゃあ、3番刈りはどういう時に使うの?
それは、年を取って歯(切歯や臼歯)が悪くなってきた子が使います。柔らかいので歯が弱ってきている子でもしっかりと食べられます。3番刈りチモシーはちょっと大きめのペット専門店では時々見かけますよ。
ということで、絶対に覚えて欲しい事は以上です。
おまけとして、シングルプレスとダブルプレスという言葉にも触れておきます。
「プレス」というのは日本語で圧縮の意味です。
1回圧縮したものか、2回圧縮したものかの違いになります。
どうして圧縮するのかというと、農場から刈り取った牧草を運ぶ時に、なるべく容積を減らせば1台のトラックに沢山積めるからです。
しかし、圧縮する際に牧草が折れてしまいます。ですので、カスが出来てしまいます。
シングルプレスの方がカスが少ないですが、重さの割に大きな袋に入っています。
ダブルプレスの方がコンパクトなサイズにできますが、カスが多くなってしまいます。
どちらが良いかは飼主様の好みです。栄養的には何も変わりありません。
チモシーについてはここまでです。
また、チモシーについて何か思い出しましたら書かせて頂きます。
次回はアルファルファとその他の牧草について書かせて頂きます。お楽しみに。