第22話【実践経営戦略ノート】

 

プレゼン緊張克服術

===============================

聴衆を惹きつける実践的スピーチ技法

===============================

 

いつもお読みいただき有難うございます。

 

組織変革コンサルタント

経営戦略コンサルタント

の渡邉ひとしです。

 

重要なプレゼンテーションで声が震え

準備した内容の半分も

伝えられずに終わる。

 

このような失敗を繰り返す

経営者や幹部社員は少なくありません。

 

緊張を克服し聴衆を引き込むには

徹底した事前準備と

声や身体表現の技術習得が不可欠です。

 

精神論に頼るのではなく

脳科学の知見に基づいた

具体的な手法を実践します。

 

研究データによれば

適切な準備により

緊張レベルは70%減少し

 

表現技術の向上で

聴衆の集中力を40%以上延長できます。

 

プレゼンの成否は

準備段階でほぼ決まるという事実を

多くの人が軽視しています。

 

今回は

緊張を最小化する3つの準備法と

 

聴衆の心を掴む声や

動作の実践技術を詳しく解説します。

 

*写真はイメージです

 

===============================

事前準備の質が本番の成否を分ける

=============================== 

 

プレゼンで緊張する根本原因は

準備不足による不安です。

 

多くの経営者が

内容は理解していると過信し

実際の練習を怠ります。

 

しかし本番では

緊張により記憶が飛び

言葉に詰まる結果となります。

 

効果的な準備には

3つの要素があります。

 

第一に原稿を最低3回

声に出して読み上げます。

 

黙読では効果がありません。

 

声に出すと言いにくい箇所や

不自然な表現が明確になり修正できます。

 

第二に鏡の前で

全身の動きを確認しながら練習します。

 

無意識の癖や

不自然な動作を発見できます。

 

手の動きが多すぎる

視線が定まらないといった問題点を

客観的に把握し改善します。

 

第三に想定質問を

10項目以上リストアップし

各回答を1分以内にまとめます。

 

質疑応答への不安が

緊張を増幅させるため

事前対策が重要です。

 

「競合との差別化は?」

「投資の回収期間は?」

など厳しい質問ほど準備が必要です。

 

これらの準備により

脳は管理可能な場面と認識し

アドレナリンの過剰分泌を抑制します。

 

準備時間を30%増やすだけで

成功率は40%向上するという

データが存在します。

 

製造業A社の社長は

銀行向け融資説明会で

毎回失敗していました。

 

前回は緊張で数値を間違え

融資担当者から信頼性を疑問視されました。

 

次の機会に向け

3日前から原稿を毎日5回音読しました。

 

鏡の前で

15分間の通し練習を朝晩実施しました。

 

想定質問には

「設備投資の採算性」

「市場シェアの拡大策」

など10項目を準備しました。

 

本番では落ち着いて説明でき

質疑にも的確に回答します。

 

その結果

希望額1億円の融資承認を獲得しました。

 

準備時間は前回の4倍でしたが

この成果は計り知れません。

 

===============================

声と動作で聴衆の集中力を持続させる

===============================

 

準備が整っても表現方法が稚拙では

聴衆を引き込めません。

 

単調な声や固まった姿勢は

優れた内容を台無しにします。

 

声の使い方には

3つのポイントがあります。

 

まず重要なキーワードで

声の高さを少し上げます。

 

売上目標や利益率など

強調したい数値では

意識的に声を高くします。

 

次にキーワードの後に

数秒の沈黙を入れます。

 

多くの話者は

その『間』を恐れますが

 

適切な沈黙は

聴衆に内容を消化する時間を与え

記憶定着を促します。

 

さらに話す速度を変化させます。

 

導入部ではゆっくり話し

中盤から徐々に加速し

 

結論部では速度を上げ

勢いを演出します。

 

身体の表現も重要です。

 

両足を肩幅に開き

胸を張るオープンスタンスを基本とします。

 

視線は会場を

「左」「中央」「右」の3ゾーンに分け

各数秒ずつ配分します。

 

重要な発言時には聴衆に向かって

1歩前進し距離を縮めます。

 

ある研究によれば

動作量が多い発表者は

信頼度が55%高くなるそうです。

 

非言語メッセージが

全体の大半を占めるという事実は

無視できません。

 

IT企業の営業部長B氏は

新サービス説明会で毎回低評価でした。

 

声が単調で

参加企業の関心を引けませんでした。

 

改善に向け

重要な『コスト削減率40%』の部分で

声を高くする練習を重ねました。

 

数値の後に数秒の間を取り

インパクトを強化しました。

 

話す速度も

冒頭はゆっくり

結論部は少し早めに調整しました。

 

本番では3つの視線ゾーンを意識し

強調場面で数歩前進しました。

 

その結果

参加20社中12社から

問い合わせを獲得できました。

 

前回の2社から

飛躍的に改善しました。

 

===============================

今日のまとめ

=============================== 

 

プレゼンの成功は才能ではなく

準備と技術で決まります。

 

・原稿の音読

・鏡の前での動作確認

・想定質問の準備

 

これらを徹底すれば

緊張は確実に軽減されます。

 

・声の高低変化

・効果的な間の活用

・速度調整

 

これにより

聴衆を最後まで引き込めます。

 

オープンな身体の表現と

計画的な視線配分が信頼感を構築します。

 

これらの技術に

特別な能力は不要です。

 

誰でも練習により習得できます。

 

ただし

実践なしに上達はありません。

 

次回のプレゼンから一つずつ試し

効果を実感してください。

 

最初は違和感があるかもしれません。

 

しかし3ヶ月継続すれば

別人のようなプレゼンターになれます。

 

聴衆の反応は必ず変わり

ビジネスの成果に直結します。

 

今すぐ鏡の前で

5分間の練習を始めましょう。

 

===============================

次回の予告

=============================== 

 

次回の発行は12月22日月曜日の予定です。

 

第23話 

『部下との信頼関係を築く管理職のための

対人関係スキル向上トレーニング』

 

次回もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

☆☆☆ メルマガのご登録☆☆☆

 

メルマガをご登録していただければ

「見逃し配信」無しで読むことができます。

 

下記をクリックして登録していただけます。

▼【メルマガ登録のお手続き】

https://www.reservestock.jp/subscribe/318959

 

このメールは

お取引をいただいている皆様

名刺交換をさせていただいた皆様

メルマガフォームにご登録いただいた方

セミナーに参加された方

に配信しています。

 

今後のご案内が不要な方は、

最下部に解除フォームがございます。

お手数ですが

購読解除をお願いいたします。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

#ミドルシニア世代の智慧

#シン組織変革の教科書

#AI 経営の実践ガイド

#実践経営戦略ノート

#事業家の羅針盤

#ビジネスモデルの企業事例

#マーケティング

#ビジネスモデル

#人材の育成

#組織の人間関係

#渡邉ひとし

#株式会社未来デザインカンパニー

 

===============================

 

経営者の方は

自社の全体像を把握しているつもりでも

 

心理的バイアスや

無意識の防衛機制により

 

問題の本質や自分の意思決定の癖に

気づけない事柄が多々あります。

 

脳科学的にも自己認知には限界があり

感情や習慣に支配された判断を

客観的に見直すことは困難です。

 

経営コンサルタントは

外部の視点から構造的に現状を分析し

 

経営者ご本人では

見落としがちな課題を可視化します。

 

だからこそ

冷静で第三者的な知見を持つ

コンサルタントの存在が

経営判断の質を高め

 

組織を持続的に成長させる上で

不可欠なのです。

  

===============================

ブログのご案内

===============================

 

*月曜日『実践経営戦略ノート』

 目的:経営戦略・事業計画の実践

 対象:中小企業経営者、組織リーダー

*火曜日『AI 経営の実践ガイド』

 目的:生成AIを活用した経営革新

 対象:ミドルシニア世代の経営者

*水曜日『ミドルシニア世代の智慧』

 目的:経験知と世代の強みを活かす

 対象:40-65歳サラリーマン、経営層

*木曜日『事業家の羅針盤』

 目的:事業を成長させる判断軸の構築

 対象:個人事業主、起業家、リーダー

*金曜日『シン組織変革の教科書』

 目的:組織変革の理論と実践

 対象:中小企業経営者、組織リーダー

 

 

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

===============================

 

 

---------------------------------------

編集・発行元

---------------------------------------

◆オフィス 

株式会社未来デザインカンパニー

〒503-0015 岐阜県大垣市林町7-265-1

組織変革コンサルタント

代表取締役 渡邉ひとし

 

【コンサルティング事業部】

・リアル(現地現場)

・オンライン(zoomを使用)

*元電通デジタル馬場建至氏と業務提携

https://md-company.jp/news

 

【AI 事業部】

*AI パッケージ、AIシステム開発

https://md-company.jp/service/ai

 

*イーラーニング講座『Mirai Nextory®︎』

・AI とデジタルマーケティング(900超の講座)

・電通グループの

 カルタホールディングスと協業

https://md-company.jp/service/education

 

【教育事業部】

*オンライン講座 

・事業計画士®︎養成プログラム(2026年開講) 

 (ビジネス・プランニング・コンサルタント)

・経営計画士®︎養成プログラム(2026年開講)

 (マネジメント・プランニング・コンサルタント)

https://md-company.jp/service/education

 

▼会議室

株式会社未来デザインカンパニー(会議室)

〒503-0808 岐阜県大垣市三塚町624-2

  

Mobile:080-4806-1553

Email:mirai-design@ogaki-tv.ne.jp

HP:https://md-company.jp/

 

紹介記事1:https://humanstory.jp/watanabe_hitoshi/

紹介記事2:https://syoukei-senmon.net/gifu/14457/

 

・経営計画士®︎、事業計画士®︎

・ビジネスモデルコンサルタント

・SDGsビジネスコンサルタント

・経営心理士

組織心理士/顧客心理士/

ビジネスコミュニケーション心理士

・上級スピーチアップグレーダー

・対人関係アップグレーダー

・ハイパフォーマンス・コーチ

 

一般社団法人 空き家再生機構 /理事

岐阜県公認 /コミュニティ診断士

=================== 

<令和2年度迄>

中部大学 人文学部心理学科 非常勤講師

<令和元年度迄>

愛知産業大学 経営学部経営学科

造形学部デザイン学科・建築学科 非常勤講師

―――――――――――――――――――

<著書>

『ビジネスモデル虎の巻!』 (2019年)

『我が師から受けた薫陶と

後輩への恩送り(仮)』(2026年)

―――――――――――――――――――

 

------------------------------------------

(C) Copyright 2025 mirai design company All rights reserved.

------------------------------------------