第33話【ミドルシニア世代の智慧】

 

地域貢献で赤字を出し続ける中小企業へ

(ビジネスモデル)

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本当に効果が出る共存ビジネスの作り方

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いつもお読みいただき有難うございます。

 

経営戦略コンサルタント

組織変革コンサルタント

の渡邉ひとしです。

 

・毎年の夏祭り協賛金50万円

・清掃活動への社員動員

・商工会のお付き合い

 

これらに使った時間と

お金に見合う成果は出ていますか。

 

実は地域貢献を続けている

中小企業の約7割が

 

売上や採用への効果を

まったく実感できていません。

 

この問題を解決するには

地域活動をお付き合いから

ビジネスに変える必要があります。

 

具体的には

自社の余っている資源と

地域の困りごとを組み合わせ

 

お互いにメリットがある

仕組みを作ります。

 

なぜこの方法が有効かといえば

人口が減り続ける地方では

 

地域から嫌われた企業から

順番に消えていくからです。

 

今回は

なぜ地域活動が成果につながらないのか

 

どうすれば売上と採用に

結びつくのかをお話しします。

 

*写真はイメージです

 

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地域活動がただの出費で終わってしまう理由

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中小企業の地域活動が

失敗する最大の原因は

 

本業と完全に切り離して

考えている点です。

 

経営会議では売上の話ばかりで

地域活動は総務に丸投げします。

 

予算は

その他経費から適当に出し

効果測定もしません。

 

そもそも何のために

地域活動をするのか

 

目的がはっきりしていない企業が

ほとんどです。

 

地域への恩返し

という言葉でごまかして

 

採用につなげたいのか

新規顧客を増やしたいのか

具体的な狙いを決めていません。

 

だから社員も

「また休日出勤か」

と不満を募らせるだけです。

 

さらに

地域が本当に求めているものを

理解していません。

 

企業は

「お金を出せば喜ばれる」

と勘違いしていますが

 

地域が欲しいのは

継続的な関わりと実際の問題解決です。

 

このズレが続く限り

投資は無駄になります。

 

部品メーカーのA社は10年間

地元の夏祭りに協賛を続けていました。

 

毎年50万円を支払い

「地域貢献している」と

社長は満足していました。

 

しかし

実際は経理が振込をするだけで

祭りには誰も参加しませんでした。

 

5年目に実行委員会から

「社員の方にもブースを手伝ってほしい」

と頼まれましたが

 

「忙しいから無理」と断りました。

 

すると翌年から

地元での評判がガタ落ちしました。

 

新卒採用の応募が

前年の半分以下になりました。

 

親世代の間で

「あの会社は地域に協力しない」

という噂が広まったのです。

 

結局

10年で500万円使って得たものは悪評だけでした。

 

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お金も時間も無駄にしない地域共存の作り方

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地域活動を成功させるには

まず自社で使っていない資源を探します。

 

・空いている会議室

・手が空いている社員

・捨てる予定の材料など

 

お金をかけずに

提供できるものを見つけます。

 

次に地域の人が

何に困っているかを直接聞きます。

 

商工会議所や町内会で雑談しながら

どんな問題があるか探ります。

 

そして

自社の資源と地域の困りごとが

 

うまく合う組み合わせを見つけて

小さく始めます。

 

大切なのは3か月で結果を出す

という期限を決めることです。

 

中小企業には

長期投資をする余裕はありません。

 

短期間で効果を確認し

うまくいかなければすぐにやめる。

 

この判断の早さが重要です。

 

建設会社のB社は

倉庫の空きスペースを使って

 

地元の中学生向けに

大工の体験教室を始めました。

 

月2回土曜日の午前中だけ開催し

ベテラン大工が基本技術を教えました。

 

参加費は

材料代の500円だけです。

 

3か月で延べ50名が参加し

地元新聞にも2回掲載されました。

 

すると参加者の親から

自宅のリフォーム相談が8件入り

そのうち3件が成約しました。

 

売上は

合計で数百万円になりました。

 

さらに翌年の新卒採用では

教室参加者の兄が応募してきて

採用につながりました。

 

投資は3か月で約10万円。

 

4か月目には黒字になりました。

 

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今日のまとめ

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地域活動が失敗する理由は単純です。

 

本業と切り離し

目的も決めず効果も測らない。

 

これでは

お金と時間を捨てているようなものです。

 

成功への道筋も明確です。

 

使っていない資源を見つけ

地域の困りごとと組み合わせ

3か月という短期間で結果を出す。

 

この流れを作れば

地域活動は負担ではなく

新しいビジネスチャンスになります。

 

協賛金を払うだけ

顔を出すだけ

では何も変わりません。

 

地域と一緒に

価値を生み出す仕組みを

今すぐ作り始めてください。

 

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*次回発行は12月10日水曜日の予定です。

 

次回のテーマは

第35話

『チームワークを高めるための人間関係構築術(人材の育成))』

 

次回もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

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経営者の方は

自社の全体像を把握しているつもりでも

 

心理的バイアスや

無意識の防衛機制により

 

問題の本質や自分の意思決定の癖に

気づけない事柄が多々あります。

 

脳科学的にも自己認知には限界があり

感情や習慣に支配された判断を

客観的に見直すことは困難です。

 

経営コンサルタントは

外部の視点から構造的に現状を分析し

 

経営者ご本人では

見落としがちな課題を可視化します。

 

だからこそ

冷静で第三者的な知見を持つ

コンサルタントの存在が

経営判断の質を高め

 

組織を持続的に成長させる上で

不可欠なのです。

  

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紹介記事1:https://humanstory.jp/watanabe_hitoshi/

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一般社団法人 空き家再生機構 /理事

岐阜県公認 /コミュニティ診断士

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<令和2年度迄>

中部大学 人文学部心理学科 非常勤講師

<令和元年度迄>

愛知産業大学 経営学部経営学科

造形学部デザイン学科・建築学科 非常勤講師

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<著書>

『ビジネスモデル虎の巻!』 (2019年)

『恩師から受けた薫陶と恩送り(仮)』

(2026年)

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