今日も読んでいただき有難うございます。

企業の事例をもとに毎月1回
ブログとメルマガを発行しています
経営戦略コンサルタント渡邉ひとしです。
 
4月になり新年度がスタートする
この時期は社員の育成について
考える機会が多いと思います。

コンサルティングする立場から見ると
創業から間も無い企業の多くは
お金の苦労が多いですが

社員が増え始めた段階から
人に関する悩みが多くなってきます。

売上はそれなりに伸びていても
社員の成長が期待に反して遅く
経営者にとって悩みの種になっています。

併せて組織づくりにも影響が及び
理想の形態とは程遠いケースが
少なくありません。

売上を向上させるためには
人材育成が欠かせない必須条件です。

人が育てば利益が増える。

人材は決してコストでは無く
事業継続のための投資の対象です。

優れた経営者に共通するのは
人材育成に大きな貢献を
果たしている姿です。

社員教育はコストでは無く
企業成長の投資であると捉え
重視するのが得策です。

今日も企業のビジネスモデルに
注目していきましょう。

中小企業も大企業も
日本の市場に於いては

同じ外部環境のもとで
懸命に営業活動をしています。

大企業の課題や経営を観察することで
自社に活かしてください。

今日の企業事例は第499話
【ファナックのビジネスモデル】





(画像はイメージです)

==============================

工場の自動化設備に特化した大手メーカー

==============================


1972年5月に
<富士通>の計算制御部から子会社として
独立し<富士通ファナック>を設立しました。

1982年7月
社名を<ファナック>に変更しました。

1986年に
米国<ゼネラル・エレクトリック>と
<GE Fanuc Automation Corporation>
を共同出資で設立しました。

1991年に
ドイツに<FANUC EUROPE GmbH>を
現地法人として設立しました。

1992年に
<FANUC INDIA PRIVATE LIMITED>を
合弁会社としてインドに設立しました。

1992年に
<北京ファナック有限公司>を
合弁会社として中国に設立しました。

2003年に
<FANUC VIETNAM LIMITED>
をベトナムに設立しました。

2009年8月に
親会社の<富士通>が徐々に持ち株比率を
低下させ全株式譲渡で完全独立しました。

2010年5月に
古河グループの<富士電機>が株式の
大多数を売却したため
古川グループから離脱しました。

2018年3月に
<ライフロボティクス>の全株式を買収し
完全子会社化しました。



=============================

<ファナック>のビジネスモデル

=============================


2022年10月に
半導体や材料などの不足で
納期の長期化が懸念材料となっています。

コロナ禍で世界的に工場労働や
小売り・物流といった

労働集約型の職場を中心に退職者が増え
人手不足が深刻になっています。

産業用ロボットや工作機械は
人手不足に伴う工場の自動化需要で
販売が伸びていますが

半導体や樹脂部品などの不足で
需給が逼迫しています。

「ロボットを中心に納期が長すぎて
顧客に迷惑をかけている。

少しでも短くするため
航空便で製品や部品を輸送している」

と<ファナック>の
山口賢治社長は述べています。

2022年10月に
『2023年3月期』の連結営業利益が
前期比1%減になる見通しと発表しました。

中国で生産されるスマートフォン関連の
設備需要が減速していて

工作機械の頭脳である数値制御装置など
販売の減少を予想しています。

「スマホの減速による影響を受けている。
先行きはFA部門の受注は
もう少し減ると想定している」

と山口賢治社長は決算説明会で
中国の需要について述べています。

2022年10月に
増産や供給網の強化に向けた投資を
表明しました。

山梨県の本社工場と筑波工場で
ロボットを生産していますが

月産1万1000台だった生産能力を
2023年にも5割増の
1万6500台まで増やす方針です。

さらに需要増に備えて筑波などで
新工場の設置を検討しています。

「コロナ禍を経て自動化の流れは
加速しており中長期的には
カーボンニュートラル投資も必要になる。

多少の景気の波があっても
基本的に設備投資は活発な状況が続きそうだ」

と山口賢治社長は
設備投資について述べています。

2022年11月に
産業用ロボットの生産能力を
2023年までに5割増やすと表明しました。

電気自動車の生産ラインの新設が
増えていることや

重い車載電池を組み立てる作業が
ロボットに適しているためです。   

「EVの駆動装置生産ラインで使う
ロボットの台数は顧客によっては

ガソリン車の少なくとも4倍となった。
今後はさらに増える。」

とロボット開発を担当する
安部健一郎常務執行役員は述べています。

2023年1月に
『2023年3月期』の連結純利益が
前期比6%増の見通しと発表しました。

電気自動車の生産増などを背景に
製造工程に使うロボット需要が伸び
過去最高の売上高を見込んでいます。

電気自動車は車載電池など
部品構造がエンジン車より単純で
組み立て用のロボットの導入が広がり

人手不足で自動化需要も旺盛で
物流や食品などの現場でも
梱包や搬送用途向けが伸びています。

2023年4月に発表した
『23年3月期』の決算は

売上高が前期比16%増で
純利益が10%増でした。

ロボット部門の受注高は
2%増と過去最高水準です。

中国やアメリカで
電気自動車工場向けに
需要が伸びています。

人手不足による自動化需要も旺盛で
物流や食品などの工場では

梱包や搬送用途で生産ラインに
協働ロボを導入する動きも広がります。

2023年4月に発表した
『2024年3月期』の連結純利益は
前期比20%減の見通しと発表しました。

売上の約30%を占める中国で
工作機械メーカーの在庫調整が遅れ
工場自動化部門の減速が続いています。

「在庫増加で工場の稼働率が下がり
売上に対して利益の減少幅が
大きくなっている」

と山口賢治社長は
決算説明会で述べています。

2023年5月に
世界最高の50kgまで持ち運べる
協働ロボットを発表しました。

持ち運びに大きな負荷のかかる
自動車のフロントガラス

大型のタイヤや
電気自動車のバッテリー組み立ての
中間工程などでの需要を見込んでいます。

新発売するロボットは
35kgが運べる前機種と本体は同じで
ソフト部分のみ新しくしました。

2023年7月に
『2024年3月期』の連結純利益が
前期比34%減の見通しと発表しました。

景気減速が続く中国で
設備投資の需要が鈍り
主力の工場自動化部門が減速します。

スマートフォンなどモノ消費も鈍く
加工機の販売も低調です。

2023年9月に
産業用ロボットの累計出荷台数が
100万台に達しました。

1977年の量産開始から
46年で100万台の達成となりました。

人手不足などを背景に
省人化や自動化ニーズが高まっており

生産性の効率化につながる
ロボットの販売ペースが伸びています。

2024年3月に
『2024年3月期』の連結業績見通しを
上方修正しました。

2023年後半の大幅賃上げや
物価上昇などを背景にアメリカが

中国の景気停滞に代わる
最大の得意先として急伸しています。


☆☆☆ 無料メルマガ・プレゼント!☆☆☆

今日のブログの続きは
メルマガで読むことができます。

下記をクリックして登録していただけます。
▼【メルマガ登録のお手続き】
https://resast.jp/subscribe/198347


*迷惑メールに振り分けられることが
 ありますので受信トレイで『受け取る』
 の設定をお願いします。
          
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


#社員の笑顔
#社長の想いが叶う
#ホワイトボードに描く
#希望は継続の礎
#現状維持は衰退
#未来思考
#ビジネスモデル
#持続型経営3ステップ構築法
#コーチング方式
#アクティブ・ラーニング
#渡邉ひとし
#株式会社未来デザインカンパニー



===============================

*次回の発行(毎月第1月曜日の発行)
次回は第1月曜日の
2024年5月6日月曜日の予定です。


===============================


<空き家の再生・利活用に関するご相談>
・一般社団法人空き家再生機構/理事
 ▼お問い合わせは、下記まで。
h.watanabe.26@gmail.com


<脱炭素、ゼロカーボンに関するご相談>
・一般社団法人 サステナの森
 /理事
 ▼お問い合わせは、下記まで。
mirai-design@ogaki-tv.ne.jp


===============================

◆オフィス 
株式会社未来デザインカンパニー
〒503-0015 岐阜県大垣市林町7-265-1

▼会議室
株式会社未来デザインカンパニー(会議室)
〒503-0808 岐阜県大垣市三塚町624-2

代表取締役
経営戦略コンサルタント
渡邉ひとし

Mobile:080-4806-1553
Email:mirai-design@ogaki-tv.ne.jp
〒503-0015 岐阜県大垣市林町7-265-1

紹介記事1:https://humanstory.jp/watanabe_hitoshi/
紹介記事2:https://syoukei-senmon.net/gifu/14457/

経営計画士協会
経営計画士、事業計画士

一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会
ビジネスモデルコンサルタント

一般社団法人 SDGs支援機構
SDGsビジネスコンサルタント

一般社団法人 日本経営心理士協会
経営心理士/組織心理士/顧客心理士
/ビジネスコミュニケーション心理士

社団法人コミュニケーションスキル協会
上級スピーチ・アップグレーダー
対人関係コミュニケーション・アップグレーダー
  
========================

一般社団法人 サステナの森 /理事
一般社団法人 空き家再生機構 /理事
岐阜県公認 /コミュニティ診断士

<令和2年度迄>
中部大学 人文学部心理学科 非常勤講師
<令和元年度迄>
愛知産業大学 経営学部経営学科
造形学部デザイン学科・建築学科 非常勤講師
<著書>
『ビジネスモデル虎の巻!』

===============================

〔投稿内容〕
文中の企業情報数及びデータなどは
新聞や雑誌、ホームページなどの
公開情報に基づいた記述です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

------------------------------------------
(C) Copyright 2024 mirai design company All rights reserved.
------------------------------------------