こんにちは。
渡邉ひとしです。
出版ブログの第25巻は……
『第8章:協力者・その1』です。
(このブログは一部修正済みの再掲出です)
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自社で完結する時代が終わった
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拙著「ビジネスモデル虎の巻」の
『第8章:協力者』の第1回目です。
前回(第24巻)のブログは
「事業の再定義で売上が変わる」
というお話でした。
今日は
「お互いを補うことができるメリット」
についてお話しします。
経済成長が右肩上がりの時には
自社で全てを賄うことが当たり前でした。
また
自社で全てを完結できる企業になりたいと
経営に取り組んでいました。
しかし
経済成長が横ばいの状態が長く続き
「自社完結の時代」は終わりました。
それは
中小企業だけに当てはまるのではなく
大企業にとっても同様です。
たとえば大手メーカーが
自社で全て完結しようとすれば
ヒト・モノ・カネに関するコストが
相当量必要になっています。
つまり
頼りになる協力者がいなければ
経営が難しい時代になっているのです。
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著書『第8章:協力者』:その1
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「頼りになる協力者」とは
単なる仕入先や下請けではありません。
同じ方向を向いている企業が
協力者としての前提になります。
つまり
会社のミッション(目的)や
ビジョン(目標)が近いことが条件です。
ひとことで言えば
「ベクトルが同じ」企業同士が
「頼りになる協力者」なのです。
出版する著書の『第8章:協力者』
の一部を紹介いたします。
(以下、著書本文より)
それにしても、この2社は、なぜ、
資本・業務提携をしたのでしょうか?
総合スーパー、いわゆるGMS
(general merchandise store)は、
業界1位のイオンと、業界2位の
セブン&アイ・HDの2社だけで、
業界の売上の45%ほどを占めています。
その中で、3位であるユニーの売上は、
2位のセブン&アイ・HDの
40%程度です。
ー中略ー
一方の、
ドン・キホーテHDにとっては、
拡大路線を考えていても
大型の空き店舗が減ってきたため、
ユニーの店舗の閉鎖に伴い、
その店舗を有効活用することができます。
(以上、著書本文より)
「頼りになる協力者」は
互いの企業にとって有益でなければ
協力する意味はありません。
自社の弱みをカバーできる
企業とのコラボレーションであれば
相互にとってメリットは大きくなります。
ヒト・モノ・カネのどれをとっても
企業にとって重要ですから
「ヒト・モノ・カネ」のなかで
自社の弱みをカバーする企業と組めば
大きな成果を期待することができます。
しかし
自社の弱みをカバーするだけではなく
自社の強みを強化するために
「頼りになる協力者」と
コラボレーションすることも必要です。
つまり
「頼りになる協力者」とは
1社だけに囚われる必要ありません。
次回(第26巻)の出版ブログは
『第8章:協力者・その2』です。
(次回投稿=2月25日月曜です)
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中部大学 非常勤講師
愛知産業大学 非常勤講師
株式会社 未来デザインカンパニー
代表取締役 渡邉ひとし
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