こんにちは。

渡邉ひとしです。

 

ブランド経営の第24講テーマは……

『戦略構築型経営』です。

 

(ブログ=毎週水曜・金曜の投稿)

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中・長期的視点の必要性

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毎週水曜日のブログは

『ブランド経営』になるための

お話しをしています。

 

今日のテーマは

[戦略構築型経営]です。

 

「戦略構築型経営」とは……

「会社の目的」と「経営の目標」を明確にし

健全経営を目指す経営手法を指しています。

 

今日のブログでは

経営の「中・長期的視点」が

重要であることをお話ししていきます。

 

このようなお話しをすると

「短期的視点は必要ないのか?」

という質問が出ると思います。

 

もちろん答えは

「短期的視点」も必要です。

 

この2つをどのような違いで

分類してるかというと

 

考え方の手順の違いによって

「中・長期的視点」「短期的視点」

という分類をしています。

 

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ブランド経営:戦略構築型経営

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先週の『チャンス追求型経営』とは

まさに「短期的視点」の経営を指します。

 

そして

「短期的視点」を繰り返すことで

一時的な業績を上げることはできても

 

やはり一時的であって

長期的に継続する業績ではありません。

 

「中・長期的視点」の場合は

世の中の変化を見極めて

将来の方向性を決めるので

 

世の中(社会)の方向性と

掛け離れるということがありません。

 

そして

「中・長期的視点」の場合は

「短期的視点」と違い

 

目先のことであちらこちらへと

経営がブレることがありません。

 

「短期的視点」の場合は

目先の変化に囚われやすいので

あちらこちらと経営はブレ易くなります。

 

このような経営者の下では

社員の方は「朝令暮改」に振り回されて

疲れ切ってしまい退社が多くなります。

 

「永続的に生き残る会社にしたい」

 

そんな願望を叶えている会社が

日本には多く存在しています。

 

つまり

100年以上の歴史を持つ

「長寿企業」が多く存在しています。

 

その「長寿企業」の企業数は

世界の中でも

ダントツに多いことも知られています。

 

その「長寿企業」が生き抜くヒントは

いくつかありますが

 

ひとつには『家訓』という

不変の経営哲学が重要になります。

 

たとえば

日本の最大手の流通グループである

<イオングループ>は

 

1758年に

初代の岡田惣左衛門氏が

太物・小間物商「篠原屋」を創業し

 

1926年に

<岡田屋呉服店>を法人化して設立。

 

1959年に

<岡田屋呉服店>が

<岡田屋>に商号を変更しました。

 

そして<岡田屋>には

「大黒柱に車をつけよ」

という家訓があります。 

 

『屋台骨を支える大黒柱に車をつけて

いつでも動かせるようにしておく』

 

これは

時代や社会の変化に対応して

店を移動して構えよという

 

スクラップアンドビルドと

成功体験にこだわらない

経営姿勢を示しています。 

 

つまり『不易流行』を

表現してる家訓といえます。

 

『不易流行』とは……

 

「変えずに伝えるべきものを残し

変えるべきものを変える」

という意味になります。

 

会社の目的である

「ミッション」は変えないが

 

経営の目標である

「ビジョン」は変えていく

 

これが

「100年(長寿)企業」になるための

『経営のブレない軸』になるのです。

 

「ミッション」「ビジョン」「バリュー」

の3つを「経営の3原則」

と呼んでいますが

 

『不易流行』の経営哲学を

具体的に「言葉化」したものが

「経営の3原則」になります。

 

さらに

『経営の3原則』を

「言葉化」するときに重要なことは

 

近江商人の『三方よし』の考え方を

土台にしていることです。

 

これら「経営のブレない軸」である

『経営の3原則』を固めることで

 

◉ 事業の再構築

◉ 事業の再定義

◉ マーケティング

◉ ビジネスモデル

 

といったブランド経営を構築するための

論理的な組み立てが可能になるのです。

 

ここを飛ばして

「マーケティング」や「ビジネスモデル」や

「広告戦略」などに取り組むときは

 

「多くの時間とお金の浪費」になることを

十分に覚悟して取り組んでください。

 

そのような取り組み方をするときは

「チャンス追求型経営」になっていることを

あなたは承知しておいてください。

 

次回は11月28日水曜日の投稿です。

(ブログ=毎週水曜・金曜の投稿)

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【経営の無料相談2時間:連絡先】

ブランド経営コンサルタント:渡邉ひとし

E-mail:mirai-design@ogaki-tv.ne.jp 

TEL:052-766-6988

Mobile:080-4806-1553

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『ビジネスモデル虎の巻』を出版します! 

経営者の方が自社のビジネスモデルを 

チェックできる本になっています。

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【経営の3原則】

ミッション:会社の目的

ビジョン :会社の目標

バリュー :会社の行動指針

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【名経営者(名将)の定義】

己の心を整え、部下の心を掴み

他人の心を読み得る者にして

将来を予測して、現在の準備を怠らず

事に当たっては

積極的にやり抜く気概と実行力を持ち

自らの経験を通して

独自の法則を生み出す者である

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経営コンサルタント(ブランド経営)

(社)ビジネスモデルイノベーション協会

   公認ジュニアコンサルタント

愛知産業大学 非常勤講師

中部大学 非常勤講師

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株式会社 未来デザインカンパニー 

代表取締役 渡邉ひとし

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