こんにちは
渡邉ひとしです。
ブランド経営の第22講テーマは……
『両手の荷物』です。
(ブランド経営=毎週水曜の投稿です)
――――――――――――――――――――
切り捨てるのは難しい
――――――――――――――――――――
毎週水曜日のブログは
『ブランド経営』になるための
お話しをしています。
今日のテーマは
[両手の荷物]です。
「両手の荷物」とは……
あなたの会社で複数の事業を
経営していることを指しています。
今日のブログでは
採算性の悪い事業を
切り捨てることをお話しします。
実際に
今まで続けてきた事業を切り捨てる
ということは簡単ではありません。
しかし
持続的な会社経営を目指すためには
時には必要な決断になります。
とは言え
この決断には大きな勇気を必要とすため
いくつかの悩みが生じてきます。
――――――――――――――――――――
ブランド経営:両手の荷物
――――――――――――――――――――
では
経営における「両手の荷物」とは
どのような状態のことでしょうか?
それは
採算の悪い事業をいつまでも
手放さないという状態のことです。
たとえば
売上の減少が続き
赤字になっている事業があるとします。
そのような状態であっても
簡単に事業を手放すことをしません。
なぜならば……
ひとつは
「売上が下がるのが怖い」という恐れです。
売上が減少していても
それなりの売上が上がっているため
そのまま事業を継続していれば
会社の年間売上を大きく下げることを
避けることができます。
これは
銀行などの金融機関に対する
見せかけのような状態でもあります。
二つ目は
取引先や仕入先に対して
「不安にさせたくない」という気持ちです。
詳細までは分からなくても
概算の売上ぐらいは外部に伝わるものです。
「あの会社、大丈夫だろうか?」
という不安を関係各社に
持たせたくないという気持ちが起こります。
三つ目は
社員たちに「不安を持たせたくない」
という気持ちです。
単純に考えて
「大きく売上が下がったけど
これから会社って大丈夫?」
もしも
該当する事業が無くなり
大きな売上が失われれば
社内での不安が大きくなるのは
当然といえば当然です。
経営者の方も人間ですから
上記以外の個人的感情による理由は
ほかにも幾つもあると思いますが
経営者としての
「手放さない理由」「手放せない理由」は
上記の3つの理由に集約されます。
しかし
ここで冷静になって考えてください。
もしも
「売上の減少が止まらない事業」であれば
思い切って手放すしかありません。
モノで両手がふさがっていれば
目の前にある新たなモノを
手で掴むことはできません。
それと同じで
右手の「順調な事業」と
左手の「減退している事業」を
両手で握っていれば
新たな「有望な事業」を
さらに掴むことはできません。
新たな「有望な事業」を掴むためには
左手の「減退している事業」を
手放すしか方法はないのです。
このようにして
「限られた資産」を有効的に使うことを
『事業の選択と集中』と呼んでいます。
経営者のあなたは「両手の荷物」から
抜け出すことができますか?
次回のブランド経営(第23講)は
11月14日水曜日の投稿になります。
(ブランド経営ブログ:毎週水曜の平日)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【経営の無料相談2時間:連絡先】
ブランド経営コンサルタント:渡邉ひとし
E-mail:mirai-design@ogaki-tv.ne.jp
TEL:052-766-6988
Mobile:080-4806-1553
――――――――――――――――――――
『ビジネスモデル虎の巻』を出版します!
経営者の方が自社のビジネスモデルを
チェックできる本になっています。
===============================
【経営の3原則】
ミッション:会社の目的
ビジョン :会社の目標
バリュー :会社の行動指針
===============================
【名経営者(名将)の定義】
己の心を整え、部下の心を掴み
他人の心を読み得る者にして
将来を予測して、現在の準備を怠らず
事に当たっては
積極的にやり抜く気概と実行力を持ち
自らの経験を通して
独自の法則を生み出す者である
――――――――――――――――――――
経営コンサルタント(ブランド経営)
(社)ビジネスモデルイノベーション協会
公認ジュニアコンサルタント
愛知産業大学 非常勤講師
中部大学 非常勤講師
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
株式会社 未来デザインカンパニー
代表取締役 渡邉ひとし
――――――――――――――――――――
