こんにちは。 

渡邉ひとしです。 


第212話のテーマは 

『3つ目の事業をつくる』です。 


 (*ブログ=月・水・金曜日に投稿) 

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家計簿を使ってお金をコントロール 

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「家計簿」というと 

すぐに母を思い出します。 


大学ノートに定規を使って 

項目別に縦線を引き 


こまめに几帳面に 

書き込んでいたのを思い出します。 


その効果は絶大で 

国家公務員(国鉄職員)の薄給でも 


それなりの生活が 

できていたように思います。 


ただ高校生のときでも 

私服は一揃えしかなかったので 


社会人になってからは 

その反動でしょうか? 


食べ物には全くこだわりませんが 

ファッションに関心が強いようです。 


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<マネーフォワード>のビジネスモデル 

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「家計簿」もデジタル化になり 

すごく便利になっていますね。 


現在使われている家計簿アプリには 

<Zaim><マネーツリー> 

などがありますが 


今月の12月時点で 

550万人以上が利用している 

家計簿アプリといえば 


2012年に設立された 

<マネーフォワード>です。  


企業としての歴史は 

わずか5年と浅いですが 


今年9月には 

東京証券取引所のマザーズ市場に 

株式を上場しました。 


創業者でCEO(最高経営責任者)の 

辻庸介氏は現在41歳ですが 


大学の農学部でバイオテクノロジーの 

研究をしていたそうです。 


大学院へ進学して 

研究者になるという道を捨て 


卒業後は<ソニー>に入社して 

本社の経理部に配属されています。 


<マネックス証券>が創業したころ 

<ソニー>の社内公募に応募して 


<マネックス証券>のCEO室に 

出向することになります。 


社内公募への動機は 

<マネックス証券>の松本大社長の 


「日本の金融市場を変える」 

というビジョンに共鳴したからです。 


このときの経験が 

今に生かされているようで 


松本社長の意思決定における 

スピーディーな決断や 


一歩一歩コツコツ積み重ね 

誰よりも深く考えて 


誰よりも働く姿を

ハッキリ憶えているといいます。 


<マネックス>の初めてだった 

社費留学を受けて 


米国ペンシルベニア大学で 

2009年にMBAを取得。 


その後独立をして2012年に 

<マネーフォワード>を設立。 


今年2月に<ソニー>の子会社で 

非接触型ICカード事業を手掛ける 


<フェリカネットワークス>と 

「地域電子マネー」事業で提携し 


地方商店街などで地域電子マネーが 

使えるようにしました。 


今年6月には 

<損保ジャパン日本興亜ひまわり生命> 

と新サービスを提供すために提携。 


会計簿アプリと連動して 

利用者の将来必要な資金を 

自動で診断するサービスです。 


さらに 

個人向けの家計簿アプリのほかに 


企業向けの新たなサービスとして 

「企業間決済サービス」に参入。 


企業に代わって売上債権を回収する 

新サービスを始めました。 


いわゆる 

「ファクタリング」と呼ばれる 

売上債権の回収代行業務です。 


現在<マネーフォワード>は 

2600以上の銀行やカード 

などと連携しています。 


そのため 

<三菱UFJフィナンシャルグループ> 

の副社長だった田中正明氏や 


<三井住友銀行>の副頭取だった

車谷暢昭氏を顧問に迎えています。 


さらに今年9月には 

日銀から金融庁に出向していた 

神田潤一氏を迎えています。 


<マネーフォワード>は 

企業成長の新たな段階に入りました。 


2014年には 

「個人向けサービス」と 

「企業向けサービス」で 


グッドデザイン賞を 

ダブル受賞しています。 


しかし辻社長のミッションは 

『お金を前へ。 

 人生をもっと前へ。』です。 


したがって 

◉個人向けの家計簿アプリ 

◉法人向けのクラウド会計ソフト 


という現在の2つの事業につづく 

3つ目の事業を 

つくることを目指しています。 


企業経営に対する 

付加価値の高い情報の提供を 

視野に入れているため 


3つ目の事業の柱ができるのも 

それほど先のことではなさそうです。 


3つの事業の柱が揃ったときに 

<マネーフォワード>の事業の定義が 

いったい何になるのか? 


その定義に沿ったカタチで 

次のビジネスモデルが必要になります。 


(*ブログ=月・水・金曜日に投稿) 

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このことから何を学べるでしょうか? 

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めざましい成長を見せる企業は…… 

明確な目的(ミッション)をもち 

その目的を達成するための 

目標(ビジョン)をかかげ 


目標へ進むための 

行動指針(バリュー)を 

社内外と共有している。 


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【経営の3原則】 

ミッション:会社の目的 

ビジョン :会社の目標 

バリュー :会社の行動指針 

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【ビジネスモデル9項目】 

◉理想のお客様◉協力者◉主要活動  

◉選ばれる理由◉収益 ◉チャネル 

◉提供する価値◉コスト◉経営資源 

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【ビジネスモデル進化論】 

強い者が生き残るのではない 

賢い者が生き残るのではない 

進化した者だけが生き残る 

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【ビジネスモデル活用法】 

現象をみるのではなく 

本質をみることで 

なすべきことが理解できる 

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【ビジネスモデル発想法】 

今日という日は 

未来のスタート地点である 

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経営コンサルタント 

中部大学 非常勤講師 

愛知産業大学 非常勤講師 

岐阜県公認コミュニティ診断士 

ビジネスモデルイノベーション協会公認 

 ジュニアコンサルタント 

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株式会社 未来デザインカンパニー  

代表取締役 渡邉ひとし 

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〔投稿内容〕 

投稿文の数字及び企業名などは 

新聞などの公開情報に基づいた 

記述に徹しています。 

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