こんにちは。 

渡邉ひとしです。 


第198話のテーマは 

『次々と手を打つ戦術』です。 


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ハンバーガーショップへ行かなかった 

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レストランへ行ったときに 

ときどき注文したハンバーグ定食。 


でも 

ハンバーガーショップへ行くことは 

一度も無かったサラリーマン時代。 


2009年に起業してから 

昼時にJR東海を利用するときに 


ときどき立ち寄るのは 

大垣駅ビル「アピオ」の 


1階にある<ロッテリア>の 

ハンバーガーショップですが 


「テリヤキバーガー」と 

飲み物を注文するのが定番です。 


名古屋の友人と打合せのため 

待ち合わせするときに 


ときおり指定される場所が 

地下鉄駅の近くにある 


<マクドナルド>の 

ハンバーガーショップでした。 


でも注文するのは 

ほとんどコーヒーです。 


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<マクドナルド>のビジネスモデル 

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先月10月の売上高は 

23カ月連続で前年を上回りましたが 


2014年に 

「期限切れ鶏肉問題」や 


「異物混入問題」が起きてから 

過去最悪の状態におちいり 


それまでの人気が嘘のように

顧客離れが続いていました。 


2004年に 

「マックからマックへ転身」と 

報道された原田泳幸CEO。 


<アップルコンピュータ>の 

代表取締役社長から 


<日本マクドナルド>の 

CEOに就任しました。 


2013年8月に 

<日本マクドナルド>の社長を 

サラ・カサノバ氏に譲りました。 


原田氏は 

<日本マクドナルドHD>の 

会長兼社長と 


<日本マクドナルド>の 

代表権をもたない会長に就任。 


2014年6月には 

<ベネッセホールディングス>の 

代表取締役会長兼社長に就任しています。 


同じ年に<日本マクドナルド>は 

11年ぶりの赤字決算になりました。 


2015年12月にも 

最終損益が赤字に転落したため 


2016年1月に 

米国の<マクドナルド>が 


<日本マクドナルド>の株の多くを 

売却すると発表しました。 


しかし今年4月には 

米国の<マクドナルド>が 


株の売却を取りやめる 

意向を示しています。 


それは 

<日本マクドナルド>の業績が 

復活しはじめたからです。 


2014年の 

「期限切れ鶏肉問題」のときに 

サラ・カサノバ社長は 


「失われたヴランドを 

 3年かけて立て直す」 

という意向を表明。 


それ以降 

次々と新たな手を打っていきます。 


2015年の1年間をかけて 

サラ・カサノバ社長が 


47都道府県の店舗に足を運び 

母親の意見を直接ヒアリング。 


2016年11月には 

「子育て支援パスポート」の 


利用者向けの割引サービスを 

2900店舗の全店で展開。 


4月に発売した 

「グランドビッグマック」が 

久々のヒット商品になり 


7月には 

「ポケモンGO」と提携して 

おおきな話題になりました。 


さらに 

全体の60%にあたる店舗を 

モダンなデザインに改装。 


その結果 

2016年12月期の連結最終損益が 

53億円の黒字に転換しました。 


さらに今年1月には 

「プレミアムローストコーヒー」を 

5年ぶりにリニューアルさせ 


注文と商品受け取り場所が分かれた 

新型カウンターの導入を加速。 


今年3月からは 

<NTTドコモ>の 

「dポイント」を全店に導入。 


今年4月には 

「グランクラブハウス」などの 

「グラン」シリーズを発売。 


5月には 

具材を自由に選んで 

定番バーガーに加えられる 


「裏メニュー」の販売を 

朝マックにも広げました。 


6月には 

<楽天>と提携することで 

「楽天ポイントカード」を導入。 


8月からは 

「マックかマクドか」愛称を決める 

愛称応援キャンペーンを開始。 


今年10月末には 

<ウーバーテクノロジーズ>の 


宅配サービスを使う店を 

80店舗以上まで増やしました。 


矢継ぎ早に 

これらの手を打つことによって 


2017年12月期通期の 

純利益は過去最高の見通しです。 


引き続き 

「新商品」の発売と 

話題性のある「イベント」を 


次々と打っていき 

持続的な成長につなげる狙いです。 


しかし 

成長が持続していくときに 

欠かせないことがあります。 


それは 

<日本マクドナルド>が 

何を提供する会社なのか? 


カサノバ社長は 

『おいしさ』『人材』『利便性』 


という3つの強化目標を 

掲げていると言いますが 


<日本マクドナルド>が提供する 

テーマが見えてこないのです。 


そのテーマに沿ったビジネスモデルが 

これから求められてきます。 


(*ブログ=土日祝日を除く平日) 

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このことから何を学べるでしょうか? 

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信頼回復のためには…… 

お客様の目線に立った 

「あの手この手」の 

信頼回復のための改善が 

強く求められる。 


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経営コンサルタント 

中部大学 非常勤講師 

愛知産業大学 非常勤講師 

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 ジュニアコンサルタント 

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株式会社 未来デザインカンパニー  

代表取締役 渡邉ひとし 

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