会社の将来を考えるとき…… 

経営者の心づもりで 

結果が、おおきく違ってきます。 


今日のテーマは 

『将来を考えるときの心づもり』です。 


—————————————————————— 

あやうく事故になりそうでした 

—————————————————————— 


サラリーマン時代は 

自転車を使って駅まで走るのは 


 毎日のあたりまえの 

通勤風景でしたが 


先日、ひさしぶりに 

自転車で駅まで走ったところ 


曲がり角で 

勢いよく走ってきた自転車と 

接触しそうになりました。 


さいわい 

今までの習性でしょうか? 


曲がり角では 

「向こうから来るだろう」運転を 

心がけていたので 

 

通学中の高校生を 

怪我させることもなく 


無事に駅まで 

行くことができたのですが 


どうやら相手は…… 

「向こうから来ないだろう」運転を 

していたようすでした。 


—————————————————————— 

よいシナリオと、わるいシナリオ 

—————————————————————— 


電車に乗車してから 

先ほどのことを思い出したとき 


会社の経営にも 

同じことが起こると思いました。 


それは 

「そんなことは起きないだろう」経営を 

している経営者Aさんにとって 


もしも 

「そんなことが起きた」ときには 

 

その経営者Aさんにとっては 

まったくの想定外のできごとであり 


おそらく 

対応のむずかしい 

『問題』の発生になることでしょう。 


しかし 

『そんなことが起きるだろう』経営を 

していた経営者Bさんのばあい 


もしも 

「そんなことが起きた」としても 


その経営者Bさんにとっては 

想定内のできごとであり 


すでに 

対応策を考えて取り組んでいた 

『課題』の実行になります。 


このように 

真逆の違いが起きてしまうのは 

なぜでしょうか? 


それは 

いま、あなたが思ったとおりの 

答えです。 


先を見とおすか 

見通さないかという 


経営者AさんとBさんの 

経営に対する考え方の違いです。 


つまり 

すぐれた経営者に共通する 

『2つのシナリオ』を 


持っているか 

持っていないかという違いです。 


2つのシナリオとは 

「よいシナリオ(*注1)」と 

「わるいシナリオ(*注2)」です。 


ものごとを 

楽観視する傾向が強いひとは

 

「よいシナリオ」を 

描きやすくなります。 


反対に、ものごとを 

悲観視する傾向の強いひとは 


 「わるいシナリオ」を 

考えやすくなります。 


 「よいシナリオ」と「わるいシナリオ」の 

『2つのシナリオ』を 


経営者は、つねに意識して 

用意しておくことが大切です。 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

*注1=よいシナリオ 

 将来を予測したときに 

 良い方向へ進んでいく想定をすること。 


*注2=わるいシナリオ 

 将来を予測したときに 

 悪い方向へ進んでいく想定をすること。 


—————————————————————— 

▼ このことから何を学べるでしょうか? ▼ 

—————————————————————— 


会社の将来を考えるとき… 

ひとつの方向性を 

考えるだけでは 

問題が起きやすくなる。 


すぐれた経営者は…… 

「よいシナリオ」と 

「わるいシナリオ」を 

つねに考えながら、経営をしている。 


================================== 

<ビジネスモデルの9項目> 

①誰に    =理想のお客様 

②何を    =商品・サービス 

③どのように =主な仕事 

④なぜ    =選ばれる理由 

⑤誰と    =協力者、供給者 

⑥どこで   =販路・販促 

⑦いくつ   =設備・機器・資金 

⑧いくらで  =収益方法 

⑨どれだけ  =原価・経費 

================================== 

経営コンサルタント(ビジネスモデル構築) 

ビジネスモデルイノベーション協会 会員 

愛知県商工会連合会 エキスパート講師 

岐阜県公認 コミュニティ診断士 

愛知産業大学 非常勤講師 

中部大学 非常勤講師 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

株式会社 未来デザインカンパニー  

代表取締役 渡邉ひとし 

ご感想はこちらへ:rabbit@ogaki-tv.ne.jp 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━