「結局、スタイルが変わったんですね。
だから、……が通用しなくなっている。」
コンサルティング・セッション(面談)が
まもなく終了する時間、という頃に
経営者の方とお話しした言葉です。
20世紀後半の高度成長期に
創業した中小企業を考えてみると
・ケース①
1970年、30歳で創業した場合
現在は、会社創業47年、社長77歳になります。
・ケース②
1980年、30歳で創業した場合
現在は、会社創業37年、社長67歳になります。
ケース①も、ケース②も
創業者の方は高齢になりますが
まだまだ、お元気で、バリバリ働いていることでしょう。
その創業者の方をみてみると……
「独自の勘」を持っておられると感じます。
それは
・ヒト=人材の活用、人材教育の方法……
・モノ=商品の良し悪し、新たな商品のアイデア……
・カネ=今月の利益がどれぐらいか、資金繰りのタイミング……
・タネ=ライバルの動向、有望な市場の推移……
など。
細かい数字や、難しい理論などは無用です。
今までの経験で
ほぼ正確につかんでおられます。
成功された創業者の方は
本当に、すごい経営者だとリスペクトします。
しかし、残念なことですが
時間の流れに逆らうことはできません。
その創業者の方も高齢になられました。
そろそろ、後継者に社長を譲ることを
考え始めているのではないでしょうか。
実は、年齢だけではなく
もうひとつ
社長を譲るタイミングがきています。
ここで、あなたに質問です。
その<タイミング>とは何でしょうか?
==「スタイル」が変わった==
つまり、これまでの経営手腕を
発揮しにくくなったのです。
・ヒト =若者の働く、スタイルが変わった
・モノ =モノが売れる、スタイルが変わった
・カネ =キャッシュフロー重視に、スタイルが変わった
・タネ =インターネット主流に、スタイルが変わった
など。
ヒト・モノ・カネ・タネに対する
創業者としての「独自の勘」が
通用しにくい時代になりました。
まさに、
“タイム・イズ・ゴーン”ですね。
だから今が、世代交代をして
会社を存続させるタイミングなのです。
ここが「大きなポイント」です。
2代目社長の出番です!
当たり前のことをする。
これしかありません。
経営の本質、経営の王道。
経営に「近道」はありません。
経営の本質を見つめ、
経営の王道を歩んで行きましょう!
そのためには、良き相談相手を見つけることが、
もっとも重要です。
[頑張れ! 2代目社長!]
☆2代目社長を応援します☆
