土曜日は、大垣市情報工房の2階にある会議室2部屋で、

老若男女の、まちづくりに貢献したい社会人有志が集まり、

「まちづくりワークショップ」が開催されました。


そこでコミュニティ診断士として議事進行を務めてきました。


大垣市が、平成30年に市制100周年を迎えるため、

『大垣市市制100周年記念事業基本構想』を策定しますが、


行政としての市職員だけではなく、広く、

一般市民の方々に参加していただきたいという主旨で

一般募集をしたところ、多くの方に応募いただいたとのこと。


6月第3土曜日の今回は、基本構想の策定に当たって、

市民参加によるワークショップの2回目になります。


前回のワークショップで、100周年記念事業として

「したいこと」「すべきこと」をKJ法で抽出しました。


前回は大学生や高校生も参加したことで、

ワークショップの成果である、発表用のB全の模造紙は、

参加した皆さんが、それぞれ思い思いのアイデアを、

ピンクやブルーの付箋紙に書いて、目一杯に貼ってあるため、

10グループの模造紙が、それぞれ付箋紙のお花畑のようです。


今回のワークショップは、

前回の10グループの付箋紙に書いてあるアイデアを見回り、

お気に入りのアイデアを3つだけピックアップします。


ワークショップスタートのアナウンスが流れました。

担当する第2グループの参加メンバーは、3名欠席の7名。


大垣市の名士が逝去したことによる葬儀関係と、

東京都知事選の候補者報道で旬の東国原英夫氏の講演が、

同じ大垣市情報工房の5階で開催されることなどが重なり、

今回のワークショップの参加者が減っているそうです。


前回のグループメンバーと入れ替わっているため、

ワークショップは、自己紹介からのスタートです。


なかなか表現豊かな自己紹介が終了し、

まずは、それぞれが選んできた付箋紙3枚に対して、

「選んだ理由」を別の色の付箋紙に書いてもらいます。


やがて3枚の付箋紙の「選んだ理由」を書き終わると、

先ほどの、アイデアの付箋紙と2枚合わせて、

B全サイズの模造紙に、貼ってもらいます。


それから、各自が貼り出した付箋紙を、

何かのカテゴリーで分けながら、

付箋紙のグループごとに、まとめていきます。


その作業が始まった時に、参加者の女性の方から、

「皆さんの書いた付箋紙の説明を聞きたいです。」

という発言が出ました。


参加者全員が、その意見に納得して、

記念事業のアイデアと、それを選んだ理由を、

それぞれ説明していきました。


すると、選んだ理由に共鳴したり、

さらにアイデアを深めるための意見が出始め、

活発な議論が、参加者同士で展開されていきます。


ワークショップのコーディネーターから、

終了10分前のアナウンスが流れても、

議論は、そのまま続いています。


本来であれば、終了の15分前頃から、

B全模造紙にまとめる作業が始まりますが、

終了5分前のアナウンスが流れた頃から、

やっと、まとめの作業に入りました。


議論百出とまではいきませんが、

活発な意見が出るということは、

取りも直さず大垣市政に対して、

関心が深いということであり、

現状の改善を求めているということになります。


参加した皆さんの、熱い思いが伝わってきて、

次回以降のワークショップの展開を考えると、

どのように進行させていくのがベストなのか?


ファシリテーターとしての責任を再認識しました。