おはこんばんは~
いきなり共同オリジナル小説連載はじめるざますよ~
「問題解決エクルシア第1夜」
原案:きみさりしんや
(「出会い」編著作者)
執筆&世界観構成:猫柳
少年は微睡でいた、それはとても幸せな夢で…
幼い僕は一心不乱に庭に作られたブランコをこいでいる、
庭からは海が見えブランコをこぐと景色が揺れた
母さんが庭いじりをしながら此方に手を振りながらこう言う
「あんまり無理しちゃだめよ、ブランコから落ちたら大変なんだから」
小さい庭には色とりどりの薔薇が咲いている、
母さんは花が好きで暇さえあれば庭いじりをして庭は手入れが行き届いている
ブランコが揺れる度に庭の景色も上下する、
こぐ度に母さんが丹精込めた花壇も海もブランコにあわせて上下する
そういえば薔薇の季節なんだ、
嗚呼、僕の誕生日も近いんだね
母さんは約束通りケーキとオムライス作ってくれるのかな?
父さんは誕生祝いに約束通りに自転車買ってくれるのかな?
「ただいま~」
「あら、お帰りなさい、今日は早いのね。」
母さんは庭の手入れを中断して手を振りながら父さんを迎えに出た
「まっ、約束したからさ、これを買わなきゃいけなかったからね」
「あら自転車買ってきたの」
「パパ本当に買ってきてくれたの!!」
ブランコをこぎながら少年は叫んだ
「君の誕生日は明日でしょうが、
母さん子供の成長は本当速いものだね、この前までヨチヨチ歩きだったのが
ああやって僕が作ったブランコで遊んでいるのだよ」
でも俺の父さんはこんな顔じゃないし、この人は誰だろう…
少年は足に力を入れそれに伴いブランコはスピードを上げていく
でも、それに俺の家はこんなのじゃないし、
こんな場所俺は見覚えがない…
「サエリくん遅刻するわよ~」
若い女性の声に少年は現実に引き戻される
声の主は学園寮の管理人の沙依さんだ
「う~ん…沙依さんもう少し寝かして…」
若い女性はニヤニヤしながら少年の布団を引っぺがした
「君、一限目からジャス先生のテストでしょ~
ジャス先生生活指導の先生だし君達の学年主任だから遅刻したら面倒よね~
急がないと反省文提出させられるわよ」
「げげっ」
少年は青ざめて飛び起きた
「やれや
れ、遅くまで勉強は良いんだけど寝坊は困るわ、サエリくん朝食は残しておいて、そこに置いたから早く食べて登校しなさいね」
「何時も助かります!!」
若い女性は朝食が乗った学習机を指指し少年の部屋から出て行った
少年は先ほどの夢は見事に忘れて着替えトーストを口に放り込んで学園に走って行った。
『出会い』
とある国に不思議な学校。
そこから今日も元気よくある少年の歓喜の叫びが響いた。
「やったー!!今回のテストも俺の勝だ。約束守れよ!!」
ニヤニヤ顔で少年は言った。そうすると、隣にいたワーウルフ族の少年が、
「うぅ~、くっそう!!判ってるよ!!約束だしな」
「ふふふ…よぉ~し、ラピア!!今日はオムライスな!!!」
「はぁ~今回は俺ピンチなのにな~。くっそぉ、次は勝つ覚悟してろよ、サエリ。」
サエリと呼ばれた少年は右目のモノクルの縁を自慢げに少し上へあげ
「ふっふっふ、いつでも来なさい負け犬クン。」
「だぁ~かぁ~らぁ~、俺は犬じゃなくって、おおか……!!」
ラピアというワーウルフの少年は不満そうに言うが耳をピクリと動かし言いかけの言葉を遮った
ピィ~ンポオ~ンパァ~ンポ~ン!!……
『エクルシアの諸君、至急学園長室まで。』
ピィ~ンポオ~ンパァ~ンポ~ン!!……
「今回は何かな~♪ふふふ…!!」
「…楽しそうに言うなよ…」
「えっ、現に楽しいじゃん!!」
あははっ、とサエリは笑った
「うがぁー!!!!俺は全っ然 楽しくねぇー!!!!」
ラピアはさっきサエリが言った負け犬が如く情けない叫び声を学校中に響かせた。
~問題解決エクルシア第2夜に続く~