華流ドラマ感想書き殴り、今日は「永遠の桃花」について書いてみます。
盛大にネタバレしてますので、NGな方はごめんなさい
主演はヤン・ミー姐さんとマーク・チャオさん。
この作品はツッコミどころが少なく、ストーリーもしっかりしています。
ドラマとしての完成度が高く、そのうえハッピーエンドです。よき。
マーク・チャオさんは、天族の皇太子・夜華と戦神・墨淵の2役を演じてます。
それぞれがヤン・ミー姐さん演じる白浅を愛しますが、墨淵はかなり抑制的で
気持ちを告げることもせず、いぶし銀のような魅力の大人の男性です。
夜華は他の女子にはスーパー塩対応ですが、白浅にはどストレートに情熱的で
年下くんからの猛アタックにタジタジになるヤン・ミー姐さんが大変かわいいです
序盤は、白浅と墨淵の師弟としての強い絆が描かれます。
白浅は狐族の帝の娘で、ゆくゆくは女帝となる身ですが
お転婆が過ぎて、鳳族の折願上神に託されます。
折願上神は白浅の成長のため、素性を隠し男装させて、司音という名を与え
天族の墨淵が率いる崑侖虚に弟子入りさせます。
墨淵は早くから性別も正体もお見通しですが、温かく見守ります。
兄弟子たちも優しくて「古剣奇譚」のような陰湿ないじめはなく
弟子は揃って師匠を尊敬し、師匠は弟子たちを導き守る、とても素敵な一門です。
↑墨淵師匠。素敵ですねえ。
崑侖虚の池に金の蓮があり、司音が世話をしているのですが
ときどき現れる蓮の精みたいなのが、墨淵と同じ顔をしていて
ヒゲがなく、髪を下ろしてます。
墨淵の分身かと思いきや、蓮の精は墨淵を知らないっぽくて、まだ謎です。
そんな中、司音は天族と対立する翼族の王・擎蒼に捕らえられ
軟禁下で王子の離鏡と意気投合。
ほどなく離鏡は司音が女だと気づいて、恋心を抱き
墨淵が彼女を奪還に来たときに助力します。
↑離鏡役のチャン・ビンビンさん。美男子ですな。
墨淵が司音をかばって雷に打たれる場面があり、このときにはもう
男と女として彼女を好きなんだろうなと視聴者には察せられますが
司音はあくまで師弟愛だと捉えていて、恩返しリストに追加されちゃうんです。
鈍いw
さて、プレイボーイだった離鏡ですが、司音には本気で惚れてしまい
崑侖虚まで想いを伝えに行きます。
司音の本来の身分(狐族)であれば問題ないのですが
今は崑侖虚の弟子 = 天族という立場で翼族と敵対していて、修行中の身でもあるので
離鏡の気持ちには応えつつ、司音にも少し迷いがあります。
そこへ司音が色恋に疎いことも手伝って、熱烈な離鏡との間に温度差が生まれ
更に墨淵を敬愛する気持ちを隠さないので、離鏡は不安に駆られます。
やさぐれて飲んだくれる離鏡に、狐族の玄女が近づき
司音の想い人は墨淵だと吹き込んだうえ、司音の姿に化けて彼を誘い
一線を越えてしまいます。
傷ついた司音は離鏡に別れを告げ、離鏡も失意のまま玄女を連れて翼族に戻ります。
押しかけ女房状態の玄女ですが、離鏡が好きというよりは
自分の居場所を作ろうとしている印象でした。
四海八荒の征服を企む擎蒼に、息子の嫁として認めてもらい
且つ離鏡の立場を向上させようと、崑侖虚から陣法図を盗み出して渡します。
天族と翼族の戦が始まりますが、陣法を知られているために天族側は窮地に陥り
墨淵は司音に「私を待て」と言い残して、自らの元神を犠牲に擎蒼を封印します。
崑侖虚へ戻った司音は、短剣を胸に突き立てて、自分の血を墨淵に飲ませます。
彼女は九尾白狐で、その心臓から採った血には仙体を腐らせない効果があるので
墨淵が戻るまで肉体を守ろうとするんですね。
翼族の秘宝にも同様の効力があり、司音は翼王となった離鏡のもとに
貸してほしいと頭を下げに行きます。
離鏡は玄女を娶りはしたものの、変わらず司音を好きなので
墨淵への嫉妬心から秘宝を失くしたと嘘をつきますが、嫁のおかげで即バレ。
離鏡と司音との溝は決定的になります。
司音は兄弟子たちに黙って、墨淵の体と共に狐族の土地へ戻ります。
…と、ここまでで7話です。笑
ヤン・ミー姐さんは男装のせいだけでなく、どこか少年のようでした。
あのみずみずしい雰囲気はどうやって出してんのかしら。すごいわ。