「瑠璃」の感想の続きです。

ネタバレしてますので、NGな方はごめんなさい(>人<)

 

単なるラブストーリーとするには壮大で、且つ種族間差別の問題とかもはらんでいて

そのわりに、最後はやや強引にみんな仲良くハッピーエンドなので

ちょっと大風呂敷広げちゃった感があります。

元朗は最後まで悪さしてうっとうしいですが、終始小物感が拭えなかったので

俳優さんが気の毒な気もしました。いやうまいと言うべきなのか?

 

個人的に、紫狐と無支祁のカップルがお気に入りです。

無支祁役のフー・ファンジュンさんの、ドヤってる様子もなんか好きw

司鳳と無支祁の男の友情とか、もっと見たかったなぁ。

騰蛇の出番が増えてきたあたりから、ドラマの停滞感が薄れて

無支祁が解放されて面白さが増したので、前半もうちょっとコンパクトにして

後半に時間割いてもよかったんでは?って気はします。

 

柏麟役のリウ・シュエイーさんがよかったですね。

人間界では見目麗しく優等生そのものの昊辰師兄ですが、中身は天界の帝君で

三界のためだもん!と言いつつ卑劣で悪辣、所業が真っ黒でした真顔

魔煞星をだまし討ちにしてフランケンシュタインよろしく戦神に造りかえたうえ

同族を一掃させるという、控えめに言っても外道の行いに始まり、

千年かけてあれこれ画策した末に、璇璣を思いどおり登仙させられなかったもんで

山ごと灰に帰して皆殺しにしようとします。ドン引きです。

天帝に諭されて自らの過ちに気づき、命をもって償いますが

その顛末が白々しくならなかったのは、演技力があればこそだと思います。

もちろんあの高貴なルックスも重要ですが、、まじ顔面偏差値高ぇ。笑

 

烏童役のホアン・ヨウミンさんもよかったです。

痛々しいぐらい屈折しまくっていて、ほんとにおばかさんなんですけど

ただただ玲瓏に振り向いてほしいんですよね。

そして最後の最後、玲瓏を道連れにはしませんでした。

来世は闇落ちせずに幸せに生きるんやで~。

 

そして私的イケオジさんズのホー・チョンホアさんが、璇璣と玲瓏のお父さん役で

出ておられます。

正道の掌門という立場と、妖魔に妻を殺された過去から

昊辰にはホイホイ言いくるめられるのに、司鳳を敵視し追い詰めるので

この頑固おやじ!バカバカバカ!ってなりましたが

誤解が解けた後は璇璣と司鳳の結婚を許してくれたのでヨシとしようw

 

もう華流のお約束みたいなもんで、当然ツッコミどころはあります魂が抜ける

柏麟帝君が司鳳にあれだけムッキーなりながら義玄を思い起こさなかったのは

???でしたし、

天帝のお裁きの場では、みんな司鳳!とか帝君!とか叫ぶだけになってて

何の学芸会ですかーーって興ざめしちゃいましたし。

だがしかし、常套手段の「はっきりさせずに終わる」を喰らわなかったのと

多少力技でもハッピーエンドだったのが、私の中ではポイント高めです。

 

チョン・イーくんが好きな方は、是非。