「長安 賢后伝」の感想、続きです。
がっつりネタバレしてますので、気になる方はお気をつけください
このドラマ、心穏やかに見られるのは3話ぐらいでしょうか。
承煦のたどる運命がとにかく過酷で、見ていてしんどいです。
結託した兄4人に母を殺され、継ぐはずだった王位は奪われるし
将来を誓い合った女性は、兄の側室にされてしまうし。
自分の正妃にはぷっつん女をあてがわれ、拒否ったら
最愛の女性が「結婚しなさい」と説得に来ます。悲惨。。
このぷっつん女がまた強烈です。
正妃の自覚は全くなく、自分の気持ち優先で夫の足を引っ張りまくり
承煦にストレスをかけ倒します。
幼い頃から承煦ひとすじやったのに、振り向いてもらえなくてかわいそう、、とか
微塵も思いませんでした
演じたホアン・イーさん、よくこの仕事受けたなと思うぐらいの
クラッシャーぶりでした。あっぱれ…なのだろうか^^;
兄嫁と義弟という立場になっても、承煦は一途に茗玉を想い続けます。
茗玉が敵国に捕らわれたときには、承睿は彼女を見捨てようとしますが
承煦が命がけで助けます。
茗玉が産気づいて、皇宮の産婆が来てくれない!ってなったときも
承煦が自分のところから産婆を派遣します。
帝位奪還の機会も、茗玉のためにフイにします。
承煦だけでなく、茗玉も彼をずっと想っています。
ただ、承煦にはいつも茗玉がいちばんで、彼女のためなら何でもしますが
子どもを持った茗玉はそうはいかなくなります。
承煦は帝位を諦め、茗玉の息子の後ろ盾となって支えるんですが
この息子がアフォで(そういえば「麗王別姫」でもイタイ子やった…)
承煦を疑い、反発します。
ついには戦地で承煦を罠にかけようとして、自分が敵に囲まれ窮地に陥るんですが
承煦は分かっていながら助けに行っちゃうんですよ…
息子を守ってと、茗玉から頼まれているから。
そして息子をかばい、命を落とします。
全部で61話なんですが、54話で承煦が亡くなってしまって
エェェエェエェェ!?でした。
チョン・イーくん目当てで見たのにこの仕打ち
ので、私にとっては54話までが本編で、それ以降は後日談か番外編です。笑
ドラマとしてもちょっと辻褄の合わない部分があったりで、そこは気になりました。
あとは登場人物の年齢設定どうなっとんねんと思いましたね。
盛州王がワン・ジンソンさんで、第2王子がホー・チョンホアさん。
いや兄弟やろw
で、第3王子がハン・ドンさんで、その息子がハン・チョンユーさん。
いや兄弟やんww
イケオジさんズのホー・チョンホアさん、今作の役どころは
ちょっと微妙でした。
良識ある風に描かれてて、承煦の冤罪を晴らしてくれたこともあるんですが…
承煦のお母さんが殺されるのを黙って見てたことには謝罪もなく
自分の息子たちが承煦の部隊で戦死したことには文句言うんです。それどうよ。
他のキャストは、第4王子役のフー・ファンジュンさんが嫌なヤツでしたね~、
だいぶ憎ったらしかったです。笑
主演のふたりに、ハン・チョンユーさん、ホー・チョンホアさん、
フー・ファンジュンさん、第5王子役のリー・ゾーさんや
司徒昆役のホアン・ヨウミンさんなど
「瑠璃」とけっこう出演者が被っていて、比較すると面白いです。
チョン・イーくんは、闘うシーンがすごくいいですね。
体幹がしっかりしてるんでしょうか。
演技もうまくて、特に苦しむ・悲しむ系のパフォーマンスが素晴らしいと思います。
だから辛い役が多いのか?
そして手が美しいです、すらっと指が長くて。
(ちなみにこれ↑は沈香如屑の1カット)
暑苦しく語ってしまいましたが、一応ドボン未遂ですw