『14歳からの哲学入門』という本を読みました
14歳の子供でも、分かりやすく哲学が理解できる本…では無く！
歴史に残る偉大な哲学者の発想は、14歳レベルだ。っていう話でした。
しかしその『極端で幼稚な発想』も、臆面もなく主張すれば、哲学となる
いやはや、すごい事ですな。
ニーチェから始まり、ありとあらゆる哲学者が出てくるのだけれど、私は知識が全く無いので、全てにおいて目新しい話で
勉強になりまっす！！
…と言うか、一回読んだだけじゃ、全然理解出来ない。
はぁぁぁこりゃ凄いや
しかしそんな中、私が感じていた事が終盤に書いてあって、これは「おっ！」と思いました
フランスの哲学者ボードリヤールが「哲学史の終焉」を宣言した箇所であり、
「資本主義社会（現代社会）は、決して破綻しない自己完結したシステムである」という所。
今の資本主義社会は、生産時代を終えて、記号消費時代に移っている。（記号とは…分かりやすい所で言う『ブランド品』をはじめ、マイナスイオン的なものが付いてる冷蔵庫とか、限定モデルとか。）
この消費される記号には実体がないため、無限に生産できるから、破綻しない…という話。
わ、分かるゥゥゥ
何だか一番、ストーーン‼︎と入ってきた箇所でした。
「はい、あそこに赤い旗が立ってるぞ！あそこがゴールだ！！」
「見ろ！今度は、青いゴールが出来たぞ！今までとは違う、レアゴールだぞ！」
この不毛な遊びは、永遠に終わることは無い…
いやぁ、本当に。
これ、超、感じてた
まぁ、その旗に向けて走り回っていて「楽しい」って思っている人達がたくさん居るんだから、それで良いんだよ・という話でもあるんだけれど。
価値ってなんなの
って思う事が多かったから、なんだかこの不毛さを指摘して貰って、ちょっと嬉しい気持ちになりました。
ただのノートなのに、『書けば叶うノート』とか。
ただの石なのに、『健康になる石』とか。
実際にそれで効果がある人が居るだろうから、嘘だ、なんて言うつもりも無いけれど、
自分自身が、そのモノに『価値』を見出さないと、それは本当に、ただのノートになっちゃうんじゃないか…とか思っちゃうわね。
ちょっとパールのロングネックレスが欲しかったんだけれど。
本物なんて手が出ないし、かと言って、1900円のネックレスを買っても『あまり外にも行かないし…そんなに使うかなぁ？』とか思っちゃったし、
最終的には、ダイソーで、2本のイミテーションパールのネックレスを買ってきて、繋げて、ロングにする予定に落ち着きました
200円になってしまった
いやぁ、でも。
これが私の価値観です、って言ったら、何だかしっくり来たお値段なので。
いいんじゃないですかねー。って感じ。