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なぜ死ぬのか

戦場では人が死ぬ
何百
何万
何億

故郷の母を恋しく想う

生きる自由はない
逃げ出す自由もない

昭和44年、カウラにて

なぜ死ぬのか
なぜ死ぬのか
なぜ死ぬのか
なぜ死ぬのか
なぜ死ぬのか
なぜ死ぬのか
なぜ死ぬのか
なぜ死ぬのか
なぜ死ぬのか
なぜ死ぬのか
なぜ死ぬのか
なぜ死ぬのか
なぜ死ぬのか

溢れ出す心地よい幻想達は
その実現は不可能だという予言にしおれる
一生寝続ける狼
自由への洞窟をくぐり抜け
骨だけになったおれは
ただニヤリと笑い
ほおぼねをギイギイいわしている

かなり突然に鳴り始めたいかずちは
雲を青く染め
鼓膜を震わせる
心の無を鮮明なものにする

感動の鏡の1ページは
日を浴びた石レンガ
どっと大風が吹けば
赤塗りの壁のモノクロのすすだ

狼は叫ぶ、今日も
35メートル先に
卵を割るのだ
激情を
言葉にできない激情を叫ぶのだ
感情がこわばって
この世が黒く冷たい
そんなこんなで叫ぶのだ
何も見たくないのだ
見せたくもない
興味ないぜ
狼が叫んだら
明日は少しは晴れるだろう
言葉を知らない
狼が叫ぶ

とぐろをまいたへび

夏は欲張りな太陽が
いいところを何もかも奪っていく

夏は暑さに汗がしたたり
水を飲み干し腹を壊す
そんな季節

とぐろをまいたへび
渦巻いた水
消えてゆく