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あしたからやる



やっぱり百済観音は美しい。

彼女(非常に女性的な仏像様なのでそう呼ばせてもらう)は謎が多い仏様だ。

どこで、いつ、誰によって作られたかなどが全く分かっていない。

分かっているのは使われている木材が大陸のものだということぐらいらしい。

しかしその神秘のヴェールがさらに彼女を美しく見せている様な気がする。





宝物館の一室に彼女は立っている。

お会いする度に稲妻に打たれたような感覚に陥る。

無意識に両手が合掌を造りいつも忙しなく動いている私の口元が動きを止める。

「お久しぶりでございます」

彼女が年に1回程しか顔を合わせる機会が無い私を覚えているはずもない。

しかし口をついて出るのはその言葉だ。

私は彼女に相当惚れこんでいることは自分でも分かっている。

その八頭身の体躯から伸びるしなやかな腕と柔らかな指先。

特に水瓶を持つ指先は木で作られたなんて思えない。

昔、京大生が広隆寺の弥勒菩薩様の美しさに魅せられ仏像に抱きついたらしい。

私も願わくば彼女に触れてみたい。

しかし彼女は先述した通りの薄くて色の無い、しかし屈強なヴェールを纏っている。

それがより一層彼女を美しく見せ、彼女自身を穢れた衆生から守っているのだ。

また来年の今頃、私は彼女にお会いしてあの一言を口走るのだろう。






さて、最近はわりと真面目に減量に取り組んでいる。

わざわざエクササイズのDVDを買ってしまうくらいに。


今日は美容室に行ってきた

家から向かったのだがあまりのギリギリ具合に

魔法の乗り物、所謂タクシーで移動した

タクシーの運転手さんがよく喋る人であった

今こんなに大雨なのは台風のせいなんやでー!とか

大地震が来ても京都は大丈夫やー!とか

なんだか妙に賑やかな人物だった

なぜ京都が大丈夫なのかは面倒臭かったので聞かなかった



雨が降るなか小さな通りを歩いていけば

目的地である美容院の名前が刻まれた看板を発見した

おお!と喜んだのも束の間

その美容室の入り口が見つからない

予約時間まであと5分

まずいと思い建物の裏側へ入っていけばエレベーターを見つけ

なんとかたどり着くことができた

お洒落な場所はなぜこうも隠れ家的な場所が多いのだろうか

何はともあれお店の扉を開ければ

大きな鏡の前には何やら見るからにお洒落な人物が雑誌を読んでいる

私は思わず固まってしまった

海月姫でも語られる通説だが腐女子はお洒落な人間が怖いのだ

しかし直立不動でその人物を見つめていると

もっとお洒落な人が声をかけてきた

「傘は傘立てに入れて下さいねー」

上ずった声で返事をしてから私はロボットのように

傘を小さな(これもまたお洒落な)傘立てに突き刺した



しかしとても居心地のいい時間を過ごせた

髪を切ってくださった店長さんはとってもゆっくり喋る方で

美容師さんでは珍しいと思った

それに私の髪についていろいろ教えてくださった

とても感じのいいスタッフさんばかりだった

お洒落人間と久々にコミュニケーションをとった

疲れたけどちょっと楽しかったのだ




そのまま買い物に行き洋服とアイライナーとネックレスを買った

写メをアップするべきなのだろうが眠いのでご勘弁いただきたい





あとまたやらかしてしまった

酒は怖い、久々にそう感じた

私はもっと私を大事にせねばならない

ただ酒を限界まで飲むと箍が外れてしまうのだ

昨晩の彼とはこれきりになってしまいそうだ

やはり私は私が愛した人でないとダメらしい

向こうから愛されても私は答えられない

そういう面倒臭い人種なのだ

よくない、よくない

こんな時間に寂しくなって1人で酒盛り

麦酒はやっぱりアサヒに限る

しかし生が飲みたい

飲みたい

しかし繰り返したところで飲めない

というわけで鮭フレークを肴に缶の麦酒を煽るのだ

ドイツは16歳から飲酒可能らしい

なんとも素晴らしい国だ

麦酒もうまいと聞けば移住はしたいのだが

日本酒が好きなので旅行でいい




では昨日の話の続きをしよう

私が水曜日に予約したgiftという美容室らしい

少し値段が張るのだがクチコミの数がとてつもなく多かったからここにした

私は世論に果てしなく振り回される人種なのだ

そのためクチコミをみたそのままネットで予約をした

その予約の項目に「スタイリストを指名しますか?」との項目があった

しかし私は先日此処に記したように

大学に入ってから美容室にあまり行ったことがない

しかも地元でも小さな美容室に通っていたため

指名などという高等な技術を使ったことをしたことがない

「すたいりすと?店長さんか?」とぶつぶつ呟きながら

とりあえず指名をしてみた

その方が少し私好みのメガネ男子だったせいもある

不純でも何か動機があればいいだろう

さあ、髪を久しぶりに染める

どんな感じにするかは完全に美容師さんに委ねるのが私だ

そのくらいセンスがないのだ、察してほしい