ロイヤル・テネンバウム(ジーン・ハックマン)を長とするテネンバウム家は、天才を生み出す家系だった。ロイヤル自身は法律学者で、妻エセルは考古学者。長男チャス(ベン・スティラー)はビジネスの天才、長女で養女のマーゴ(グウィネス・パルトロー)は天才劇作家、次男のリッチーは天才テニスプレーヤーだった。しかしロイヤルは変人であり、ロイヤルが原因で一家は長年バラバラの状態だった。あるとき、死期が迫ったというロイヤルの呼びかけにより、ひさかたぶりに家族全員集まった。

 

あえてジャンルを名付けると、ハートフルヒューマンコメディドラマといったところか。テネンバウム家は、天才というより奇人変人の一家である。バカと天才は紙一重というが、天才一家の風変わりなさまを笑いへ繋げようとしている。でもあまり笑えなるものではなかった。

 

人間ドラマとしても浅い。エスプリというか、人間の深みを感じる部分をほとんど描けていない気がする。それというのも、ウェス・アンダーソン監督の撮影時の年齢が若い(確か32歳くらい)ことに尽きるのではないだろうか。

 

それでも人気実力派俳優を使っているから、そこそこ見られる。製作費が2100万ドルとあったが、作品を観る限り、とてもそんなにかかっているとは思えない。たぶん俳優のギャラがかなりの割合を占めているのではないだろうか。ジーン・ハックマンはさすがで、堂に入った演技だった。この人は、シリアスからアクション、コメディまで何でもいけるね。

 

俳優陣の中では、ベン・スティラーが一番のコメディ担当のはずだけど、なぜだか今回はそれを抑えた演技だった。(まあ、何もしなくても赤ジャージ姿には笑える)ビル・マーレイにしろ、グウィネス・パルトローにしろ、オフビート調とでもいうのか、感情の起伏をほとんど出さない演技と演出はよかった。

 

最終的にテネンバウム一家は、わずかな時間ではあるが、家族のきずなを取り戻す。それはいいのだけど、いちいち引っかかる箇所がところどころにある。じいちゃんと孫が一緒に万引きする場面とか、犬が車に轢き殺された直後に「もう新しい犬を買ってあるから」と子供をなだめる場面とか。家族がどうのと言うより、人としてどうかと思う。

                                   田中 徹矢

 

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