英雄(大泉洋)は35歳の売れない漫画家で、今は他の漫画家のアシスタントをしている。同棲していたテッコ(片瀬那奈)には愛想尽かされ、趣味のクレー射撃のショットガンとともに部屋を追い出される。ふたたび部屋に戻ってみると、テッコはZQN(ゾンビ)になっていて英雄を襲う。

 

人気コミックの映画化だ。何かと批判が多い漫画原作ものだが、この作品はかなり出来がいい。コミックは2017年1月現在で21巻まで発行されていて、長編の域に入ってきている。それを映画用にトリミングして、うまく脚本を作れるかどうかがひとつ肝だが、この作品は成功している。原作を読んだ人なら、少し意外な展開となるが、2時間映画としてうまくまとまっている。

 

原作のよさは、日常の中にスルリとZQNが入り込んでくる恐怖感や、静かにパニックが訪れる描写にある。それが高く評価されているところだと思う。欲を言えば映画でもこのあたりを表現してほしかった。原作既読者にとって、映画版はいきなりZQNが登場する印象だ。でもコミックのように丁寧に描写していたら、とても2時間では収まらない。原作は原作、映画は映画として切り離して、それぞれのよさを味わうべきなのだろう。

 

和製ゾンビ映画として見るとクオリティがめちゃくちゃ高い。英雄が街に飛び出ると、ZQNの群れで大パニックになっている場面があるけど、このシークエンスはなかなか撮れるものではない。どこかの街の一区画を封鎖して撮影したのかもしれないが、ZQNでパニック状態になった街をよく描けている。

 

主人公を演じる大泉洋がかっこよかった。原作で英雄は、もっと早い段階でショットガンを撃っていたが、映画ではクライマックスでようやくショットガンをぶっ放すことになる。それまでは冴えない人物として抑えた演技をしていたが、その反動なのか、ショットガンを連射する英雄は、僕の目にシビレるほどかっこよく映った。まさにヒーローだ。おそらく本格的に銃の撃ち方を練習していると思う。ZQNをすべて打ち倒して放心する大泉洋は、原作漫画の英雄とそっくりに見えた。

 

ヒロインふたりもよかった。長澤まさみは、アバズレで戦闘女子の小田さんを演じていた。頑張っていたが、ちょっとここが限界なのかとも思ってしまった。有村架純のZQNはきれいだったな。こんなZQNなら襲われてもいいかも。

 

カズレーザーがZQNを演じているのを発見した。相棒の安藤なつもクレジットされていたが、どこで登場していたのか気付かなかった。逆にカズレーザーは、名前をクレジットで見つけられなかった。カネコ(カズレーザーの本名は金子和令)とあったのがそうだろうか?メイプル超合金が売れ始めたのは2016年からのはずだが、この作品は2014年夏から撮影を開始している。キャスティングに先見の明があったということだろう。

                                   田中 徹矢

 

 

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