一昨日、北陸地方各第三セクターが2024年春のダイヤ改正の概要を発表しました。この記事では、各三セク会社の改正を纏めて行こうと思います。
ダイヤ改正日:2024年3月16日
ハピラインふくい
まずは2024年3月16日から敦賀⇔大聖寺間の運営を行う「ハピラインふくい」から見ていきます。
列車の増発・所要時間短縮
現在敦賀⇔大聖寺が絡む普通列車は上下合わせて102本運転されていますが、普通列車20本、快速列車9本を増発し、131本の運転となります。
現在、福井⇔武生間の普通は毎時1本の運転ですが、毎時2本に増発されます。
また、特急退避が無くなりますので敦賀⇔福井間の普通列車の所要時間が最大19分短縮されます。
快速列車の新設
朝夕ラッシュ時には快速列車が敦賀⇔福井間で運転され、この快速は敦賀と福井を約40分で結びます。現在停車タイプの特急がこの区間を34分程度で結んでいますので、遜色ない所要時間です。
感想
非常に積極的な運営で素晴らしいダイヤだと思います。欲を言うと敦賀⇔福井の快速は金沢まで伸ばしてもいいのかなと思います。まだどのぐらいの需要があるかも掴めないでしょうから、今後期待したいところです。
IRいしかわ鉄道
(IRいしかわ鉄道の521系)
続いて、大聖寺~倶利伽羅の運営を行う「IRいしかわ鉄道」について見ていきます。
西松任駅の開業
加賀笠間駅~松任間に新駅「西松任駅」が開業します。
列車の増発
朝夕ラッシュ時間帯に大聖寺⇔金沢間で2本、金沢⇔津幡間で2本、松任・小松⇔金沢の列車を津幡まで延長する形で2本、計8本が増発されます。
また、最終の北陸新幹線に接続する形で金沢23:48発→津幡0:01着の列車が新設されます。
金沢駅での乗り換え改善
ホームの所有権がJRからIRに移りますので、対面乗り換え出来る回数が増加するようです。
感想
新駅開業や列車の増発等、良い改正だと思います。
あいの風とやま鉄道
続いて、「あいの風とやま鉄道」について見ていきます。
パターンダイヤ化
日中の高岡⇔富山間でパターンダイヤが導入されます。
列車の増発
列車が4本増発(うち3本は運転区間延長)されます。
高岡9:02発富山9:23着の列車が増発されます。
富山6:49発泊行きの始発駅が呉羽に変更されます。
泊7:24発富山行きの列車が高岡まで延長されます。
金沢22:01発黒部行きの列車が泊まで延長されます。
この他、増車が行われる列車もあります。
全体の感想
各社とも非常に積極的な運営で今後が非常に楽しみです。私も北陸はよく行きますので、今後利用したいと思います。欲を言うと快速やライナーを増やしてもいいのかなと思いますが、車両数にも限りがありますし今後に期待したいと思います。
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