前回のブログを読んでくださった方にはお待たせしてしまいました。

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家族の健康を思い、いろいろと取り入れるようになってから30年以上・・・
 
地元はかなり遠距離、
実家は商売家でとても忙しい。
近くに親戚もいないので、いざという時に頼るのは友人たち。
 
もう20年以上前のこと…
私が入院した時も、息子の幼稚園のお弁当を作ってくれたのは友人達だし、3人の息子の出産も帰省はしていません。

子育て環境も、今のように整っていない時代です。
今ある子育てグッズは便利だなぁ〜と感心してしまう ^ ^
 

そんな環境でしたので、まずは家族が元気でいることが第一条件!!!
 
家族の体調を整えるのは私の仕事なので、まずは「食」!!
よく食べる男子4人!段取りよく食事を作ることを自然に身につけてきました。(・・・と、思っています)
 

自然食、発酵食品の活用、自然療法、環境問題や日用品の影響を学び配慮する…から始まり
 
息子達がある程度成長してからは、資格も取りながら学んできました。
 
メディカルハーブ、野菜コーディネーター、国際薬膳食育師、単発の薬膳講座、、、
そして 資格はとっていなくてもアロマを活用したくて本を読みあさる、などなど…
 

いわゆる体に良いと云われている食事を心がけてきましたが、「ただ食べる」だけは追いつかないこともあるのです。

それを長年体験して、たどり着いたのが
「漢方の考え方と漢方養生」
なのです。
 

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数年前から伝える立場になり‥‥‥
 
先月、地域の生涯学習講座のご依頼を受けて
「心と体を整える」をテーマに
漢方薬膳のお話しをさせていただきました。
 
その講座のあとのご質問の列!!!!!

健康に対する皆様の意識の高さと熱意に背中を押されて…
 
深く知りたい方向けに…と
 
すっかりご無沙汰しているブログを書きはじめました。
 
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この連載は、少し難しい内容なので
決して 万人向けではありませんが m(_ _)m
 
「免疫力」や「バリア力」を東洋医学的な視点、漢方での捉え方を知りたい方には
目を通していただけると嬉しい連載になっておりますラブラブ
 
前置きが長くてごめんなさい。
 
 

前回は
 
免疫力やバリア力、肌ツヤも、健やかな心も…「脾」と「胃」が連携して作り出している消化力がしっかりはたらいてこそ!!
というお話しでした。
 

ではその消化力や、免疫力・バリア力のタネは、どうすればスムーズに十分な量を作り出せるのでしょう。
 




 
免疫力の元になる代表的な食材
 
自然のエネルギー、土のエネルギーを蓄えて育つもの…
 
穀類 … 主食になるもの。中でも胚芽(生命力のタネ) のある、植えると芽が出るものがおすすめです。(白米は植えても芽が出ませんが玄米は芽が出ますよね。)分づき米や胚芽米でもよいと思います。
様々な雑穀もそれぞれに違う効能を持っているので、雑穀のたくさん入ったご飯が大丈夫でしたら是非!!
 
芋類 … どれも優秀な食材ですが、特に山芋は「山薬」という生薬で、エイジングケアに有効、そして元気を補う食材です。
 
豆類 … でんぷんの多いエネルギーになるタイプ、タンパク質多めの細胞を作ってくれるタイプ、がありますが、どのお豆も、体の中のいらないものを外に出し、免疫力のタネなど 必要なものを補ってくれます。
 
キノコ類 … 大地のエネルギーを蓄え生えてくるキノコ!!エネルギーを補える食材です。体を整えてくれる成分をたくさん含んでいます。
 
お肉 … 良質なタンパク質は、消化力を経て必要な細胞を作ってくれたり、免疫力のような見えない「気」の材料になります。必要なものとして吸収されやすくなるように、下処理の段階で塩麹や醤油麹のチカラを借りることをおすすめします。
 
… アジやサバなどの青魚、マグロやカツオ、鮭などの赤い色の魚は「血」や細胞を補い、白身の魚は潤いの元になります。バランスよくいただきましょう。
 
… アミノ酸スコアが満点の優秀食材!私は毎朝1ついただいています。
 
かぼちゃ、人参、レンコン、大根、りんご、いちご、なつめ(大棗)、キクラゲ、くるみ、松の実…
 
他にもたくさんありますが、このくらいにしておきます。
 

漢方食材はポピュラーではないので、あえて書かないでおきます。
取り寄せなくても、スーパーで購入できる食材で十分間に合います!

漢方を学ぶと、今ある食材で工夫できるようになりますよ♡
 





 
知っておこう!免疫力を上げる食べ方
 

よく噛む
 
しっかりと噛むことで、唾液アミラーゼのチカラを借りて消化力をアップさせます。
脳に信号が送られ、体が機能していきます。
最初から柔らかいものは たしかに消化力を助け吸収はよくなるのですが、私達の歯はやはり噛むためにあります。唾液がしっかり出るような体づくりもまた大切なんですよ!
 
食事を楽しむ
 
今、コロナ禍で会話を楽しむ機会が少ないなっていますが、できる範囲で。。笑顔で食事をすることを心がけるだけでも、消化を助け、心が満たされて吸収もよくなります。
心と体は繋がっているのです。
 
冷たいものを摂り過ぎない
 
胃を冷やすと体も冷えて、免疫力が下がります。
せっかく良い食材を使ったものも、冷たいよりは温めて! 
( 冬は特に、スムージーや生野菜のサラダなど で冷えてしまう人もいます。)
 
腹八分目を心がける
 
食べ過ぎは消化の邪魔をします。
 
朝食を抜かない
 
スムージーだけ、麹甘酒ドリンクだけ、、の食生活をしていませんか? 時と場合によってはそれもアリですが、朝の食事は「陽気」を補う大切な機会です。時間がない…なら、食事のために早起きをする習慣に少しずつ変えてみましょう。そして時間ができてきたら、ゆっくりといただきましょう。
 
間食や就寝前の食事は控える
 
胃に負担をかけないようにしましょう。
 
 

元気な時には、美味しい食事を美味しく食べられていれば 特にこだわることではないかもしれません。
でも、普段からの 自分の体を大切にしようという気持ちこそ、お悩みの少ない 病気にすらならない心と体、そして「未病を癒す」には大切!
前向きな行動の背中を押してくれて、「免疫力がアップする食べ方」が習慣になっていきます。
 
無理をしない程度に取り入れてみませんか!?
 
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免疫力低下の兆し、心と体のサインは次回 (最終回) 書いていこうと思います。
 
 
心と体を癒すものは身近な暮らしの中に、そして自分の中に答えがある…とは、先人達の言葉。
 
その声に耳を傾けられる私でありたいと、心にも書き留めています。
 

自分の中に答えがある…
自分で自分を癒せるってことですねラブラブ
 

あまり興味のない方も
 
最後までお読みいただきまして
ありがとうございましたハート