心と体を
しなやかにたおやかに、
整えるすべを伝えたい
なんとなく難しいイメージがある漢方??
漢方って、漢方薬の選び方を勉強するんじゃないの?って… 誤解を解くためにも?
ひとつのキーワードにまとを絞って
ゆるゆると連載形式で書いています。
興味があるに方は、ブログを遡ってお読みいただけれると 嬉しく思います^ ^
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「免疫力がアップする食べ方」というテーマを漢方的に捉え、読んでくださった方が
「免疫力を上げるための食事のとり方」を自ら実践したくなる!!
ことを、連載の最終目標にしています。
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免疫力のタネができる場所…「脾」「胃」
前回は免疫力のタネができる場所のひとつ「胃」について、、、でした。
「胃腸のはたらき」と言えばわかりやすいのかもしれませんが、それ以外にも様々なはたらきがあるのが、漢方でいう「脾」と「胃」です。
おおまかな脾胃のはたらきについては、前ブログの…
免疫力を作り出す「脾胃」のはたらき をお読みいただければと思います。
今日は、「脾」のはたらき を書いていきますね。
「脾」は臓器の名称ではなく、体内で起こる生理機能・はたらきを表したものです。
*ここでは、簡単に「脾」と書いていきます。
主な 3つのはたらきを見ていきましょう。
① 免疫力や肌ツヤの元を作り出す
「脾」は主に消化吸収を担当しています。
胃で初期消化したものを栄養物質(カロリーではない)に作りかえ、その栄養物をまた 体に必要なものに作り変えて、全身に運ぶはたらきを担当しています。
この栄養物が、免疫力や肌ツヤや全身の潤いなどの元となります。
② バリア力を作り出す
「脾」は作り出した 免疫力や肌ツヤ、潤いなどの元を「肺」に送ります。
*ここでも「肺」のはたらきは五臓の肺のことです。
皮膚や鼻 喉などとも関係があります。
乾燥が苦手な「肺」の臓器を潤す役割も果たします。
皮膚の表面には「衛気」(えき)という見えない「気」を送り出し張り巡らせます。
「衛気」は、菌やウイルスの侵入を防ぐ 見えないバリアの役目をしています。
「肺」が潤い、十分な「衛気」が働くと 強力なバリア力を発揮し、抵抗力にもなります。
また、肌に潤いを与え、肌ツヤを保ちます。
③ 免疫力に必要な「元気」を作り出す
体に必要な栄養はもちろんのこと、心の栄養もまた食べ物から作られるという漢方の考え方があります。
「脾」は、「元気」や「やる気」を作り出し、免疫力をアップさせます。心を体のバランスは、免疫力には欠かせないものです。
ここまでをまとめると、、、
免疫力 バリア力も、肌ツヤも、「脾」と「胃」が連携し消化力を発揮し、作り出している。
・・・ということになりますね。
私たちの免疫力やバリア力を高め、肌を艶やかにし、心を健やかに保つためには、「脾」と「胃」の消化力がはたらいてこそ!です。
しっかりと免疫力をつけるには、免疫力のタネと元を十分に作り出すことが必要なのです。
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では、どうすればスムーズに作り出せるのでしょう… は次回にm(_ _)m
というところで
今日はここまでm(__)m
免疫力の元になる食材や、スムーズに作り出す食べ方については次回に、
免疫力の低下のサインはまとめの回で書こうと思います。
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人間は小宇宙・・・
そのはたらきは解明されてきていますが、
細胞の数が60兆個から37兆個に訂正されているように、科学的数字は時に更新されていきます。
シンプルで普遍的な漢方的考え方が腑に落ちていくたびに、
解剖しなくても検査しなくても「心と体」を知り尽くしていた先人達の知恵に感動するのです。
心と体を癒すものは身近な暮らしの中に、そして自分の中に答えがある・・・とは先人達の言葉。
その声に耳を傾けられる私でありたいと、こうして書きながら心にも書き留めています。
自分の中に答えがある・・・
自分で自分を癒せるってことですね
あまりご興味ない方も
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました