今日は過去世の話しです。




過去世って書いたけど、正直言うと過去世や前世ってあるのかどうか私にはわかりません。




あくまで私の場合ですが、この地球には初めて生まれてきてまして…
簡単に言うと、初めて生まれてきたけど、テーマというか課題(やれたらいいねぐらいの軽いやつ)を効率よくこなせるように、誰かの今まで生きて死んでいった人生のデータを選んでダウンロードしたという感覚なのです。




例えば、イタリアに初めて旅行に行く時に、前もってイタリアのグルメの映画や、恋愛映画を見てから行く…って感じ。
伝わるかな?(笑)




その私があらかじめダウンロードした話を今日はします。




主人公の女性が生きていた時代は、今の地球の文明とは違っていて、超巨大なクリスタルを活用してエネルギーを得ていました。




彼女はそのクリスタルを管理する官僚のような職業の父がいて、自分も当たり前のようにその職業につきました。




人々の暮らしが安全で穏やかで平和な日々となる手助けをできる仕事に生きがいを感じていました。





個人の悩みを聞いたり、アドバイスしたり、教会の牧師のような、カウンセリングのような…そんなこともしていました。




いつも人を気にかけ、些細な表情の変化も読み取りさりげなく声をかける。
まだ結婚はしておらず、ひとりで暮らしていましたが、仕事終わりの夕日が沈む風景を見るたびに1日平和だったことに感謝している…そういう人物でした。




ところが、突然終わりがやってきます。




エネルギーを生み出していた巨大なクリスタルが、突然暴走というか破壊して、世界の崩壊が始まりました。




その数日前から、崩壊する事を予感していた彼女は上司たちに危険だから逃げた方がいいと言いますが、軽くあしらい、誰も聞いてくれませんでした。




崩壊が始まると人々は恐怖で絶叫し、逃げまわり、その風景はカオスでした。




人々は叫び、泣き、逃げるのに必死で、彼女を押しのけ、倒れた彼女の体を踏みつけて行きます。




意識がもうろうとする中、彼女は悲しみと怒りでいっぱいになりました。




私の人生をかけて人のために尽くしてきたのに。
あれだけ人々を助けてきたのに。




崩壊するという忠告を誰も聞いてくれなかった腹立たしさ…
自分だけが助かりたいという一心で顔を歪ませる人々への軽蔑。




死ぬまでのたった数分の間に心を染めたその心情。




今まで常に満たされて、幸福で感謝して生きていたのに、最期のたった数分間の心情が、それまでの彼女の人生感を反転させたのです。




私にとって、彼女の人生はすごくすごく印象的で…
人生死ぬ時で決まるのだと思ったのです。




それから私にはこれが教訓のようになっていて。
人生、いくら不幸だと思っていても、最期の最期、満たされた気持ちで死ねば、それまでの人生は幸福なものとなるように思うのです。




逆にいくら幸せな人生だと思っていても、最期に悲しみで満たされて死んでいけば、不幸な人生だったと思ってしまうのではないかと…




だから常に、人生最期までわからんぞと思うのです。
油断するな私よ。
終わりよければ全て良し。
終わりの時までわからんぞと(笑)




なぜか最近、彼女の事をよく思い出します。




そんな時に、二男がBIGBANGのStill Lifeという曲がいいと教えてもらって聞いたら、なぜか涙が出てきて。
(なぜかYou Tubeでのmvが貼れないので、興味ある方は探して見てみてください。)




日本語訳を聞いたら、あぁ納得。




生きていたら、日々いろんな事があって。
心揺さぶられたり、諦めたり、くそと思い立ったり。




そんな人生を時折ふと立ち止まり、今までの道のりを振り返り、思い…
またなんとなく前に進む。




全ては移ろいゆく季節のように。




そして最期を迎える時、私はどう思うかな。
あぁ、お疲れさん。なんかわからんけどおもろかったな…そう思えたらいいなとか。
そんな事を思ったりして。




変わり目の今、出会えたこの曲が心に染みて、それからずーっと聞いています。




ありがとうございます。