今年もあと1ヶ月を切りましたね。
寒くて寒くて気持ちは内側へと向いていきどこか切ないものが込み上げてくる12月です。
日本酒をしっぽりとーなんて気分にも
私事では10月末でお店でのアロマセラピストの仕事を辞め、今はのらりくらり過ごしている日々ですが、
この先のこと、自分の可能性についてや、本当にやりたかったことは何だろうか？と自分に投げかけている最中でもあります。
働いていたお店でお客様からいただいた
「その手で沢山の人を癒してあげてくださいね」の言葉が心に残っていて、
やはり私はどんな形でもボディワークやセラピストをずっと続けていくのだということがはっきりしました。
皆さまが最後の1ヶ月心穏やかに過ごせますように。
でもそれをどうやって続けていくのかが問題なのですがっ
そんな中で、今年から少しずつやっている『フェルデンクライス』というボディワークに今惹かれております。
今の段階で私の中では、体の可能性を広げてくれる、そして捉え方を変えてくれるワークです。
まだ、片足を踏み込んだ程度なので詳しく説明することが出来ず申し訳ないのですが…。
『動きを通した気づき』を大事にしていて
、グループレッスンで講師の方が進行をしていき、一人一人が自分の体と向き合う時間を共有していきます。
ある一つの動きに、他の動きをプラスしたり、動き方を変えたりすることで体が学んでいく。
起き上がった時には、明らかに違う、新鮮な自分になっている感じがします。
色々なことをやったのですが、私が注目した部分をちょこっとシェアできれば！と思います。
もし、気が向けばやってみてください
寝た状態で
手のひらを上に向ける動きと
下に向ける動き
この単純な動きをやってみるとしたら
どんな動きをしますか？
いかがでしょう？
最初は手首から先だけを動かしていたので
硬くてコキっコキってした動き。
そのまま何度か繰り返していくうちに
徐々に、とっても小さな少しの動きに注目するように。
表面というより中の、内の方に意識を持っていくと
手の平を動かすには
手の指のパラパラっとした骨の動きから
手首に伝わっていく流れ
それは葉っぱが風に揺られてヒラヒラ落ちていくような動きに変わっていき
同時に
前腕の骨の連動している動きが入ってくる
それを可能にしているのは
外や内に転がる肘の動き
もう少し上にいって
少し大きな上腕骨の動きは肩に繋がっていて
肩の動きには肩甲骨がくっついて
横にひろがったり元に場所に戻っていく
鎖骨もつられて引っ張られてく
おまけに首の骨も、動かずにはいられなくなり
それなら頭も動かしてみようじゃないか
そしたら背骨も一緒になって動き始めた
動きは骨盤やその下まで全体へと伝わり足先まで
微かな動きが連なっていき
動かしている反対側の体も動き始める。
絞られた雑巾のようなひねりを体に感じたのです。講師の方は、アコーディオンという表現をされてました。
自分の想像よりも、もっと多くの部分が一つの動きを作っていたのです。
骨が主張してくる！
全部繋がっている！
内側の動きに体が支配されたような感覚！
意識や想像が、動きを実際に経験できたことの感動が体を貫いてとっても嬉しくなりました。
それは、体は全部繋がっているということを知っていることと、体感して知っていることの差を身をもって体験したことで、
一つの穴から半分も見えていなかったものを、穴を開けて二つの穴で覗き見したような。（笑）
知ってしまったぞ！…自分の体を味わえたぞ！という感じです。
人間の体を構成する骨の存在を随分と感じられるようになりました。
立っている時にもきちんと骨が立っていて指の骨まで愛おしく感じるような…。
きっと、他の感じ方もたくさんあるでしょう！
それから、
目の前にあるコップを取って水を飲むまでの動作をぜひやってみてください。
ふむふむ。
どう動くか体が意識をちゃんとし始めた様子ですねー！
一つのことを、大げさにやってみる。
これってすごく楽しいです。
ダンサーっぽく優雅に水を飲んでみるとか。
格闘技家っぽくだったら、どう水を飲むんでしょうね。
想像すると笑ってしまうのですが、
そんな感じで、遊びながら体も心もほぐしていけると良いですよね。
では、最後に
先月上高地に行った時の綺麗な写真で終わりたいと思います！
皆さまが最後の1ヶ月心穏やかに過ごせますように。