皆様、こんにちは。

あっという間に7月に突入し、晴れの日には猛暑でエアコンの効いた部屋から出られなくなってしまっているMelodyです…汗



プレドニゾロン1mgを、半錠(0.5mg)ずつ朝晩服用していましたが、痛みなく過ごせているので…
先週から、1回当たりの服用量として、半錠をさらに少しカッターで削ったものに変えています。



つまり、1回当たりの服用量は、やんわりと0.5mg以下にしてみました。

今回、今までの1回当たりの摂取量の0.5mgから、その半量の0.25mgまで減量しなかったのか…というと、1日当たりの摂取量を1mg以下にする際には、より慎重に減らす必要があるからです。

そのため、一気に0.25mgにはせずに、微量ずつ減らしていきます。



今週の水曜日に、3ヶ月振りの大学病院の診療予約があるのですが、その際に炎症反応に大きな変化が見られなければ、減量に成功していると考えて間違いないと思います。



ここまで順調にステロイド剤を減量できていると自分では思っているのですが、たまに、これで本当に大丈夫なのか?と不安に思う時もあります。


ステロイド剤の減薬なんて、今まで経験したことなどないのですから、本当に手探り状態です。


でも、この病気になってから、身体の状態は、今が一番良い状態だと思っているので、少しずつでも、快方に向かっているのだと自分を信じています。(…というか、自分を信じるしかないですね…。)



そして、前回ブログでも書いた通り、歯の被せ物を銀からオールセラミックに変え始めています。


アマルガムという水銀の詰め物がリウマチに悪影響を及ぼしていることは、リウマチについて調べたことのある方ならご存知のことと思いますが…


銀の被せ物も、何らかの影響を及ぼしているかもしれない…と私は思っているので…


もう、この際、リウマチが改善されるのならば、何でもやるつもりで…歯の詰め物・被せ物の交換を始めました。


ただ、私の場合、虫歯になりやすく、詰め物・被せ物が多いので、もし全部交換するとしたら、合計10箇所変えなければなりません。


合計10箇所の中の1つに、上の前歯が含まれているのですが、この歯は、26年前に自由診療で差し歯を入れています。


当時は高校生だった私ですが、前歯という目立つ場所なので、変色しやすい保険診療のプラスチックの歯では嫌だな…と思い、自分のお年玉貯金で自由診療のセラミックの歯を入れました。


ところが、当時の自由診療の治療の主流は、メタルボンドで、オールセラミックがまだありませんでした。


メタルボンドとは、土台が金属で外側にセラミックを焼き付けたもので、内側に金属が使われているため、
リウマチのことを第一に考えるのなら、やはり土台部分に金属を使用していないオールセラミックに変える必要があります。



金額がもの凄い掛かりそうで恐ろしいのですが、健康には変えられません…よねガーン


そこまでしなくても…と、思われる方もいらっしゃるでしょうが、そこまでやろうと私が思うのには…

リウマチという病気は口腔内の環境とも深い関係性があるという文献を目にしてきたからです。


リウマチに特異的に検出される抗CCP抗体がどんなものか、皆様はご存じでしょうか?


自由が丘整形外科のHPに、抗CCP抗体とリウマチとの関係性が分かり易く記載されているので、こちらにリンクを貼っておきます。→抗CCP抗体とは何か


詳しくは、上記リンク先を参照して欲しいのですが、ざっと述べると…


抗CCP抗体の値は、リウマチの重症度と高い確率で比例するのだそう。


この値が陽性の場合、リウマチにはなっていなくても、数年内のうちに本格的な関節リウマチを発症する可能性があり、また、同じ陽性でも、この数値が高い程、病気の勢いが強く、100以上の人はMTX→生物製剤が必要となることが多いそうです。


つまり、関節リウマチの発症と抗CCP抗体とは相関関係があることが分かっています。


この抗CCP抗体とは、抗環状シトルリン化ペプチド抗体の略で、環状シトルリン化ペプチド(CCP:cyclic citrullinated peptide)を抗原とした抗体のことです。


シトルリン化とは、脱イミノ反応とも呼ばれ、タンパク質中のアルギニンが、シトルリンに転化することで…

ペプチドとは、タンパク質のことを言います。


↑画像:にしおか内科クリニックRA HPよりお借りしました


通常、人体において、タンパク質のシトルリン化は、尿路回路において見られ、その他の部位では見られないのですが、関節リウマチ患者においては、関節滑膜に多くのシトルリン化タンパクが発現していることが分かっています。


つまり、シトルリン化タンパクは、通常は滑膜組織では見られないタンパク質であるため、関節リウマチ患者の血清中には、シトルリン化タンパク抗原に対する自己抗体(抗CCP抗体)が産生される訳です。




それでは、なぜ、自己免疫疾患発症の鍵となるシトルリン化が起こってしまうのでしょうか?


近年、歯周病菌の一種であるポルフィロモナス・シンジバリス菌が、現在知られている中で唯一シトルリン化を起こす酵素を産生する菌であることが報告されたそうです。(京都大学:歯周病と関節リウマチ発症との相関を示す  より)


上記にしおか内科クリニックRAの図解にあるPADというのが、タンパク質アルギニン脱イミノ化酵素(Protein Arginine Deiminase:PAD)で、関節リウマチ患者は、このPAD4の活性が亢進していることが分かっています。


つまり、リウマチ患者は、口腔内フローラの環境改善で、リウマチの症状も改善できるということを意味している訳です。




さらに、このシトルリン化、なんと、アルツハイマー病患者では、脳で同じ現象が起こっているそうです。

参照:シトルリン化分子と老年病態


つまり、歯周病菌は、リウマチも引き起こすし、アルツハイマーも引き起こすんです。


そう考えると、リウマチの人って、アルツハイマーにもなりやすいのかもしれないですしょぼん




ね、皆様、口腔内環境、侮れないでしょ?

特に、抗CCP抗体の値が高かった皆様、口腔内環境改善化に力を入れて下さい。





・ランキング、参加してみました(^^ゞ


にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村