やっと右眼白内障手術が出来ました!

 

現在は点眼薬で治療中です。

順調に治療が進んでおり、本人は元気に過ごしてます。

 

 

以下手術についてです。

私の備忘録ですが

同じ治療を考えている方の参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手術について

まず、ベルが行った手術は、

【水晶体内の濁りを除去し、人工レンズを入れる手術】です。

 

もう1種案内された手術が

【水晶体の濁りを除去する手術】です。

どちらも手術をした場合、再発することは無いとのことでした。

 

違いは、金額見え方手術を行える条件です。

 

最初に金額です。

人工レンズ分の金額が違ってきます。

(我が家でお世話になった眼科は3万円の差でした)

 

次に見え方です。

レンズを入れた場合、通常の眼球と同じ見え方ですが、

レンズを入れない場合、遠視になります。

 

最後に手術を行える条件です。

人工レンズを入れる手術は、水晶体に穴が開いている場合、手術は行えません。

人工レンズを入れても、奥の硝子体に落ちてしまい、無意味になるそうです。

水晶体の穴を縫い、人工レンズを入れる事もできるそうですが

リスクが高まるため、おすすめはしないとのことでした。

濁りのみを除去する手術は、除去するだけなので、穴が開いていても無条件で手術を行えます。

 

遠視で生活がしずらそうだった場合

回復後、レンズを後から入れる手術をすることも可能とのことでしたが

追加で手術は一般的にしないそうです。

 

 

 

成功率について

90%~92%。

人間は99.9%なので成功率が低いのが分かりますね。

成功率とは言っても、手術が成功することではなく

合併症が出ずに、1~2年後も視力がある割合だと聞きました。

術後3カ月は合併症発症の割合が高く、1番多いのは緑内障だそうです。

 

 

 

入院について

術後は、即日退院も可能です。

我が家は即日退院、次の日受診でした。

状態が良くない場合や、手術の次の日に受診が難しい場合は入院になるそうです。

手術を受ける子の年齢や体力によりますね。

 

 

 

 

以上の内容を踏まえて手術に挑みました。

気になる金額については、場所によって大きく異なり

さらに入院の有無によっても変化します。

「都会の東京となると片眼で60~80万もしくはそれ以上かかり、逆に田舎の青森、鳥取あたりは片眼で15万で手術ができる」とのことでした。

私が約5年前に調べた際は

「術後の通院も含めて200万かかった」という方もいらっしゃったので、本当に幅広いですね。

気になる場合は、受診した病院に聞くのがいいかと思います。

我が家は入院無しで、術前検査、術後受診2回含めて、現在の総額約50万です。

参考程度にお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

手術に関する流れ

2月25日

右眼の奥に白いもやがかかっているような様子。

 

 

2月29日

眼科受診。右眼白内障診断。

4段階中2の後半。

視野狭窄。

受診までの期間、とんでもない速さで濁りが強くなりました。

左眼の経験から白内障であることは確信していました。

 

左眼は既に生後半年で若年性白内障を発症し、緑内障になっているため

今回の右眼白内障発症には、先生も驚きでした。

遺伝性の眼の疾患でこれだけ期間が空いて発症することはあまりないですから

私自身ももう右眼は発症しないものだと思っていました。

 

診断を受け、先生からは「手術を勧めます」と。

年齢を考えればまだまだ元気に運動し、楽しみたいだろうとのお考えでした。

私も同意見でしたので、手術をする方針でお話を進めました。

 

すぐに手術をするのは難しい状況でした。

今の右眼は、水晶体に穴が開き、その影響で炎症が強く出ているとのこと。

手術ができないわけではないそうですが、リスクがあるそうです。

炎症が強いとその分手術の難易度や術後の回復に影響し、

穴が開いていると、人工レンズを入れても奥の硝子体に落ちてしまうと。

後日受診日を決め、抗炎症点眼薬ジクロードの回数を増やし、様子見。

 

 2月29日

 

 

 

 

 

3月5日

失明。

完全に見えなくなり、反応が無くなりました。

どこにでもぶつかり、トイレにも行けない状態。

あちこちでお漏らしをしていました。

結果的にはお漏らしですが、しっかりトイレまで頑張って向かっていっていました。

コルクマットの下にトイレシートを敷き、フローリングまでおしっこがいかないように工夫。

椅子の角には、子供用のコーナーガードを。

失明したベルとの生活という大変貴重な経験できました。

見えなくても走る子はいますが、あの子たちも見えない恐怖を乗り越え

感覚を頼りに走る能力を取得したのかと大変勉強になりました。

先生が「若いからまだ走りたいでしょう」と言っていた理由を体感しました。

 

 

必要最低限のコマンドを変更。

「おいで」  

人差し指に鼻タッチ

拍手のなる方へ近づく

 

ご飯の時の「よし」

人差し指でご飯を指す

ベルの腰を両手でタッチ

 

 

 

 

3月10日

白内障の手術をする病院は、眼以外に関する診察や治療を行っていないため

別の病院にて術前検査。

心臓のレントゲンと血液検査。

心臓のレントゲンは異常なし。

血液検査は手術に影響はないものの、肝臓の数値が高かったです。

今のごはんに変えた2歳の頃にも数値が高くなり、調べて試したところ、

フードのお肉の割合が高いと数値が上がる体質みたいです。

その旨を伝えると、

「今すぐ治療が必要な数値ではないうえに、原因が分かっているのであれば大丈夫」とのことでした。

この日からフードのお肉の割合を下げ、お魚の割合をあげました。

次回の健康診断でどうなるかみてみます。

 

 

 

 

 

 

 3月14日

 

 

 

 

 

3月15日

眼科受診。

炎症が治まっておらず、水晶体の穴もふさがっていなかったので手術は延期。

炎症が点眼だけでは治まらないので、内服薬を追加処方。

 

≪処方内容≫

プレドニン   1錠

ファモチジン  1錠

1日1回 夜

 

 

 

 

3月25日

眼科受診。

穴が塞がりきらず手術は延期。

穴が塞がりつつあり、炎症は落ち着いていたので、内服薬ななし。

点眼薬のみで様子見。

白内障が進行してしまい、これ以上進行すると

手術が難しい状態になってしまうため

次回受診時に水晶体の穴が塞がっていなければ

人工レンズを入れないで濁りを除去する手術のみをしますとの診断でした。

 

 

 

 

 

4月12日

眼科受診。

状態良く、無事手術決定。

17時頃退院。

院内、帰宅中の車内共に爆睡。

麻酔から完全に覚めていない感じでした。

先生曰く「もう見えてると思います」とのこと。

 

白内障の手術だけでなく、目尻が2mm程度溶ける糸で縫われていました。

コッカ―は瞼の皮膚が多く、眼球が出てきやすいそうです。

そのため、眼圧上昇等で眼球が飛び出てくるのを防ぐための縫合とのことでした。

 

18時頃帰宅。

あちこちにぶつかりながら歩いていました。

とても視力が戻っているようには見えませんでした。

 

22時頃。

なんだか随分見えていないときよりもアイコンタクトをしてくると思い

視力がないとできないコマンドをしてみました。

見えてました。

手術当日で視力は回復するようです。

 

術後の治療は、エリザベスカラー必須。

内服薬と点眼薬です。

手術当日の12日は点滴にて内服薬と同じ成分の点滴をしているので

内服薬は13日からスタート。

 

≪処方内容≫

4/13~4/16

プレドニン    4錠

ファモチジン  1錠

1日1回 夜

 

4/17~4/20

プレドニン    2錠

ファモチジン  1錠

1日1回 夜

 

 

 4月12日

(目尻が縫われています)

 

 

 

 

 

4月13日

術後眼科受診。

順調に回復しているとのことで、次の受診は1週間後。

内服と点眼を継続です。

 

 

 

 

4月19日

術後眼科受診。

経過良好。

次回受診は2週間後。

内服薬の続き処方。

次回受診時に目尻の糸が取れていなければ抜糸するとのこと。

 

≪処方内容≫

4/21~4/27

プレドニン    1錠

ファモチジン  1錠

1日1回 夜

 

 

 

 

 

 4月27日

 

(散歩中のベル)

 

 

 

 

 

 

 4月28日

(分かりずらいですが、目尻を縫っていた糸が取れました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ病院受診はしていないのでここまでです。

 

現在、ダッシュは禁止されていますが、駆け足程度なら許可されています。

散歩は通常通りです。

 

 

術後1週間はエリザベスカラーが必須でしたので

ずっと見ていられない時間はつけていましたが

トイレも水飲みも我慢してしまうので、時間を確保して工夫しました。

術後の3日くらいは、手術をした右眼と気にして前足で掻こうとしたりしていましたが、

3日目以降は特に気にする様子はありませんでした。

避妊手術の時も、気にせずにへそ天して寝ていた子なので

その心配はしていませんでしたが、予想通りでした。

 

現在、エリザベスカラーは

完全に人の眼の無い、お留守番のときに着けるくらいです。

 

 

 

 

長いような短いような失明したベルとの生活。

見えるようになり、コマンド等を楽しんでいると

ベルもニコニコ。

とっても楽しそうで手術してよかったと心から思いました。

 

元気に自由に動いている様子を見て安堵しました。

まだ走ることはできないですが、くん活などで楽しんでもらえるように頑張ります。

 

 

 

 

 

病院についてです。

我が家は、素敵な病院、先生に出会えて本当にありがたい限りです。

生後半年で左眼白内障になった際に受診した病院で散々だったので…

(眼が真っ赤で痛がって開かない状態が1週間以上続いても検査もせず、経過観察。

眼圧がおそらく40超えていても抗炎症しか処方しないような眼科でした。)

今回、手術をしてくださった眼科は

元々お世話になっていた病院からの紹介で受診を始めた病院です。

近所にも眼科はありますが、あえて

「私が信頼している先生がやっている眼科を紹介します」

と、車で30分以上かかる病院を紹介してくださいました。

我が家は車で遠出するのが好きなので30分はすぐそこという考えですが、

そう思わない家庭もあるでしょう。冬なら倍の時間がかかりますし。

それでも迷わずに紹介するほどですから、素敵な病院であることは予想できましたが

本当に予想を上回る病院です。

手術に関して疑問に思ったことを急遽電話にて質問した際も

スムーズにわかりやすく答えてくださいました。

手術の際、被毛をできるだけ切らないでほしいというこちらの要望も

しっかり聞いていただけました。

手術をした右眼の周りは、最低でも2cm程刈られるかと思っていましたが、実際刈られたのは5mm程度。

上瞼のまつ毛と被毛を本当に少し。

写真を見ていただけると分かると思いますが、じっくり見ないと気づかないほどでした。

点滴としたであろう前足にいたっては、一切刈られていませんでした。

刈られていたのかもしれませんが、全く見つかりませんでした。

こちらの不安も解消し、要望にも応えてくださり本当に素敵な病院です。

 

ベルも受診が楽しみで大好きな先生がいらっしゃる際は

呼ばれた瞬間から尻尾がもげそうなほど振って

うれしょんをしながら近づいていきます。

 

毎回検査で嫌なことをされいているはずなのに

笑顔で喜んで検査をする奥の部屋へ入っていく姿にはいつも安心してます。

 

「検査中もお利口ですよ」

と、言っていただきますが、それは先生方の扱いが丁寧だからです。

説明も丁寧で分からずにネットで調べるなんてことは絶対にありませんでした。

 

 

信頼してお任せできる先生に出会えて本当に良かったです。

 

 

 

 

最後に

まだ合併症等はわかりませんが、現在の状況でした。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

これから治療を始める方々の参考になれば幸いです。

楽しく元気な犬生を歩めますようにキラキラ