2024年 7月上旬 利根川ヤマメ釣り | 渓を歩く

2024年 7月上旬 利根川ヤマメ釣り


まずは反省から。
先週末はダイワ鮎マスターズ北関東大会に参加しました。今回は2つの作戦を考えて試合に臨みました。

1つめの作戦はタックルの選択についてです。大会会場は川の規模が小さい栃木県那珂川・町裏地区。おまけに渇水状況。さらには多くの名手に連日攻略されており、良い波には魚が少ないと読みました。それはすなわち、ヘチの浅場にいる魚を取れるかどうかの勝負になる、ということです。そこで、タックルはショートリミテッドH80を選びました。近めを細かく刻み、丁寧に攻めるためです。

2つめの作戦は仕掛けについてです。今年も那珂川は青ノロが多く出ていることがわかっていました。水中糸をフロロにするかメタルにするかで悩みましたが、よりノロを取りやすいようにメタルで行きました。ハナカン周りはフロロのツケ糸で結束しました。また、ヤマメ釣りに使うようなB号のガン玉から2号まで幅広くオモリを用意しました。オトリの補助だけでなく、オモリで仕掛けに絡んだ青ノロが止まると考えたからです。渇水の那珂川では、オモリだと詰まってしまう流れも多いので、背バリを使いたいポイントがたくさんあります。しかし現在の青ノロが出た状況で、テンションコントロールの甘い自分の釣り方では、背バリを使うのは難しいと判断してオモリを使うことにしました。

当日はくじ運がよく、入川順が早かったので狙いの最上流付近まで一気に歩き、浅いトロ瀬に入りました。ホーンが鳴り、試合開始直後の1流し目、なんと出し掛かりで18cmくらいの黄色い鮎が掛かりました。最高の立ち上がりとなり、ちょっと高揚しながら掛かった波に再度オトリを入れました。3分くらい泳がせて反応がなかったので奥に少しズラすと、また掛かりました。15,6cmくらいでした。しかしそこから20分ほど反応がありませんでした。その後、竿半分ほど下流に他の選手が立ったため、オトリを上に飛ばして立て竿ではしゃがせていたら3匹めが掛かりました。

試合開始30分で3匹。
これは行ける。と思ったのですが、ここで、この日最大のターニングポイントが来ました。周りは全く掛かっている様子がなく、上下10人ほどいた選手の多くがどんどん奥へと立ち込み始めたのです。正直、ここでかなり迷いました。可能性は薄いが、流芯にもいいやつが残っているかもしれない…。立ち込まれたらポイントが潰れるかもしれない…。自分も突っ込もう…!

これが間違いでした。ここから全く反応のない地獄の2時間が始まりました。初志貫徹で、自分の上下竿2本分+αの棚を大切に釣っていれば違った展開が待っていたかもしれないのに。しかし、こうなってしまってはどうしようもありません。

このままでは駄目だ…。深場も強い瀬も掛からないなら、やっぱり浅場だ。と、場所移動を決め、川通しに下りながら、人と青ノロの少ない浅場を探して彷徨いました。すると歩道橋の上のヒザくらいのトロいチャラ瀬が貸切だったのでここに飛び込みました。すると、オトリを入れて5分ほどでビリサイズですが12,3cmくらいのが掛かりました。さらに、こいつをフリーに泳がせていると、今日イチの凄いアタリが来て目印が吹っ飛びました。横に走った鮎が見え、デカいのがわかりました。しかし、抜こうとしたときに、ツケ糸が切れてドンブリ……。残り30分、逆転の懸かった状況で人為的なミス。これが悔やみ切れない結果を招いてしまいました。その後、この浅場のペースを掴み2匹追加しましたが、終了間際に2連続でバラし…。これが決定打となり、東日本大会進出の目標は夢散しました。

自分を信じ切れず、周りに流されてポイントを潰し、最後は残り時間の少なさに焦って仕掛け点検とハリ交換を怠りミス連発。負けるべくして負けました。この悔しさを、来年、そしてこれからの教訓にしたいです。


さて、本日は夕方に時間ができたので17:00から利根川をやってきました。吾妻合流より上の水量の少ない区間は垢腐れがひどく、青ノロも出ています。そんな中でも芯の通った筋を流すと、ヤマメからのコンタクトがありました。


7寸ほどですが、かなり肥えています。この後に同じくらいのサイズがもう1匹釣れて終わりました。雨待ちの状況が続きます〜。今週にまとまった雨が降り、川底がリセットされれば良いのですが。


大物とのコンタクトが恋しい今日このごろです。