2024年 6月中盤戦 利根川 戻りヤマメ

真夏日を飛び越えて猛暑日が出現し始めた今日このごろ、いよいよ釣りの難易度が上がってきました。八ッ場ダムの放水で吾妻川に水があるため、利根・吾妻合流より下はまだ釣りになりますが、合流より上流の利根川はなかなかに厳しい状況となっています。渇水で日中の水温は20℃を越え、おまけに垢腐れしているので、梅雨に入るまでは我慢の展開でしょうか。

と、いうことで今週末は阪東漁協管内の下流域をやってみました。これだけ水温が上がり、水も下がっていますから、セオリーは瀬を攻めることです。適水勢を探して石の頭、脇、裏、流れのヨレ、棚からの流れ出しと、探っていきます。すると、本日は大きめの三角波を作る石の脇から反応が出ました。

ふっ…と明確に、糸の流下速度がゆっくりになりました。待望の違和感。伝わってきた重みに大物の気配を感じながらやりとりしていると砲弾のような魚体が水面を割りました。見入ってしまうような素晴らしい戻りヤマメでした。よくぞ、このコンディションを保ったまま渋川まで帰ってきた…と感心しながらリリースしました。

居着きの魚も幅広でよくエサを食べています。

今年の利根川は小〜大まで各サイズともに、まあまあの魚影があるので、川の健康状態は良いのかな、と思います。これが大きいのばっかり釣れて小さいのがいないとなると問題ですが、ひと安心です。これから梅雨に入り（ちゃんと雨降るかな？）全域がたっぷりの水で潤えば、上流域で眠っている一級ポイントの数々が目を覚ましてくれることでしょう。

週末のごく限られた時間しか川に立てないので、良い条件に当たるよう念じながら仕事を頑張りたいと思います。