2022年 郡上長良川とサツキマス | 渓を歩く

2022年 郡上長良川とサツキマス



GWに2日間、6月に3日間
我が聖地、郡上八幡に出かけました。

深夜にゆっくり行くのが個人的な定番です。


自宅から上信越自動車道の松井田妙義ICまで一般道、そこから高速に乗り長野県の東部湯の丸ICで降りたら、丸子の街を抜けて鹿教湯温泉のセブンイレブンで1回目の休憩。


何年か前に無料になった三才山トンネル道路を通って松本市に抜け、梓川沿いに安房峠を上がっていき、平湯ICのゲート横にあるトイレで2回目の休憩。


峠を下り、高山市街に着いたら高山グリーンホテルの斜向かいくらいにあるファミリーマートで3回目の休憩。西之一色町店、ですかね。


その後、せせらぎ街道で馬瀬川沿いをしばらく走ったら、郡上明宝地区へ抜け、あとは吉田川沿いに降って八幡町を目指す。これがいつものパターンです。夜の10時ごろに出て、だいたい朝の4時くらいに到着する感じです。




八幡地内にはおしゃれな団子屋やアイスクリーム屋、雑貨屋など細君を釘付けにできるポイントが多数あります。彼女がそちらに気を取られている間に、僕は町裏の吉田川で遊ぶのです。



8寸前後のアマゴが数匹釣れました。


お昼は明宝気良口にある磨墨でいただきました。





アマゴの塩焼きはとても美味しかったのですが、それ以上に感動したのが甘露煮です。絶品でした。付け合わせの山椒の実も良い味わいを出していました。


2日目は雨でした。

増水傾向の長良川本流に入りましたが、八幡地内の大場所でポンポンと魚が出てお土産を確保できました。カメラを出すのがはばかられるくらいの降りだったので写真はありません。朝の釣りで終わりにして、奥飛騨のクマ牧場で癒されて帰りました。



約一ヶ月後、思わぬ形で

再びの郡上釣行が実現しました。


職場の事務員さんが『モノさん、リフレッシュ休暇はいつとるの?』と。


そんな制度があったことなどすっかり忘れていましたが、せっかくの権利です。これを生かさない手は無いと思い、鮎解禁を目前に控えた6/1,2,3に2泊3日の日程で行ってきました。



初日。

夜明けとともに相戸の堰堤下、左岸からinしてみましたが、何の反応も得られませんでした。雰囲気は最高だったのですが。


それから川見をしつつ八幡へ上がって行き、前回のGW釣行で目を付けた大場所へ。

9時ごろの入川でした。



流れ込みのカケアガリを狙ってしばらく流していると、目印が吹っ飛ぶようなアタリが…。


ガツっと強い手感を感じたあと、凄い勢いで走ったので薄々気付いていましたが、土手っ腹にスレ掛かりでした。合わせが遅れた気がします。33cmの戻りあまごでした。





2人の師匠とともに竿を出しました。

ここは前回のGW釣行のときから大物の気配が濃厚だったのですが、この日も魚がもじったり跳ねたりする様子が何度か見られました。


また、下がり水だったので、魚は遡上の足を止めてこの深みに留まると読み、昼食を挟んで同じ場所に入り直すことにしました。


すると、14時ごろに再び強い魚信が。


深くて下れないので、03号の糸を信じて竿を矯めきると、上がってきたのは立派なサツキマスではありませんか!幸運にもチャンスをモノにすることができました。40cmの砲弾のような魚体に言葉が出ませんでした。憧れ続けた魚は、本当に重みがありました。






2日め、3日めは居着きのあまごが数匹釣れたのみでしたが、吉田川出会いで一発良いのがきました。胸まで立ち込んでいたので、竿先が水面に付くか付かないかくらいのところまで引き込まれ、必死に堪えましたが最後はハリが外れてしまいました。矯める方向を間違えたかな、と思います。少し後悔の残るやりとりでした。



感動と悔しさが凝縮された3日間はあっという間に終わってしまいました。

長良川は本当に水が綺麗で、景観も素晴らしいので竿を出しているだけで気分が高まります。地元の人々も親切で、よく声をかけてくれました。



帰るころには翌日の鮎解禁の場所取りに来た人が大勢見えました。季節を問わず魅力的な釣り場です。また、必ず行きたいと思います。