Jr和歌山線、北宇智(きたうち)元駅舎




関西圏のスイッチバック駅で有名でした。




電車通勤の徒歩区間の起点は。




万歩計をかせぐ、大好きなコース




ほんの少しで、金剛山を望みます。



しばらく行くと




方墳



猫塚・ねこづか




古代と近代がより沿う





みちくさは、きっと

ここで、

お弁当を広げましょう!




柿が目前に実っています。




数日前、通過中、無性に柿が食べたくて、

収穫中の方に、200円差し出したら、

おっきな、柿3つ、はさみで収穫体験しました。

実の付け根の黒いのは、「カメムシ」の仕業と

知りました。




遠くの色づきは、ぜ~ぶ、柿




金剛山のふもとも柿!



行程3,1kmの中程で、五條を見下ろす

処にさしかかります。



荒坂峠




ふりさけ見れば、そこには、




歌碑(揮毫者・武者小路実篤)



中皇命(なかつすめらみこと)

たまきはる 宇智の大野に 馬並(な)めて

朝踏ますらむ その草深野(くさふかの)




宇智の大野に馬を並べて、今ごろ(舒明・じょめい・天皇)はお伴の人

たちと馬に乗り、草を踏みわけ、獲物を追っていることでしょう。

飛鳥の都に居て、天皇が猟遊を楽しむさまに想いをはせる。




その向かいには、近代の道が貫く。



それでも、一歩踏み込めば、




足跡




掘り返えされた、畝(うね)




ぬた場


ここは土中のみみずを求めて、イノシシや

あなぐまくんたちが、通います。


初夏は、ホタルが舞いおどります。

その頃、母親と2匹のうり坊主を見かけましたが、

今では、3頭りっぱな、猛獣ぶりです。




日も暮れて・・・

LED灯を振り振り

かつての「狩り場」をくぐり抜けるのは

多少勇気が要りますが、


先頃、妖怪になられた、水木しげる先生のおっしゃる

「闇・やみ」に、こうして、我が身を置ける幸せを

感じ、噛みしめられることに、

感謝しています。




午後21:25、暗やみの荒坂峠、

顧(かへ)りみ見すれば、はるか

五條の灯


・・・とはいえ、

たどり着いた、北宇智駅

迎え来た、最終便、

21:55の灯りで



少しずつ・・・

現世に帰る、



なにがし、名残惜しさや

しあわせみたいなものに




 感じ入る


 通い路


 なのです。