またまた久々の更新で申し訳ございません。
パソコンがとうとうだめになって新しいものを購入したのですがなかなか設定が追いつかず・・・
おまけに先日はプリンターも逝ってしまいました・・・とほほ![]()
さて、2歳児の生徒さんはそろそろ幼稚園が決定したころかろ・・・
遅まきながら(迷われると思ったのでこの時期にあしました。)幼稚園の入園について個人的な意見というか、私の考えを載せます。
今日も「幼稚園に行くようになってつめをかむようになった。やめさせるのはどうしたらいいかの・・・」というご相談でした。
詳しく聞くと、おそらく幼稚園での何らかのストレスだろうと・・・、「幼稚園でつめをかんでいるようで、うちではかまない。」とのことでした。
とうことは、「『つめをかむ』ということ自体は止めさせることができるでしょうが、肝心のストレスが何かを理解して解決させてあげないと、他のストレス解消行動に移るだけです。」と、お話しをしました。
年少児の幼稚園入園・・・・・。
どうお考えですか?
幼稚園入園時期について・・・
皆さんは幼稚園入園時期について疑問を持たれたことはありませんか?
私は正直な意見を申し上げると、年少児からの入園にはあまり賛成していません。
(今までのリトミックに関わって来ていて、0歳から、長いグループは小学校3年生までレッスンしてきました。その後ピアノレッスンでとても長い付き合いになることも…。)
その中で、年少で入園することが一般的になってきた昨今、子どもの様子というのはどんなものか、園の先生に現実を教えてもらったことがありますか?
まずは、健康面でもまだ免疫力・抵抗力が確立していないうちに集団生活に入っていけば、いろんな病気をもらって欠席になりがちになることは言うまでもありません。
その上、精神的にはまだお母さん(親)から離れるのがいやで、登園時に大泣きします。
それを引き剥がすような形で園に行かせる。
1学期はほとんどこのような状態で過ごすことになり、精神的には「すごくがまんしてるのに!」という潜在的な意思が働くので回りの大人や親に対しても非常に反抗的になります。(まだ感情を反抗的に出せる子は良い方です。)
しかし、これは「お母さんともっと一緒に居たいのに我慢して幼稚園にいっているんだからね!」という、ことばは悪いですが、いわゆる「仕返し」のような反応です。
もうひとつのパターンでよくご相談をうけるのは…。年少で入園し、母子分離の無理から大泣きする1学期、1学期と夏の疲れで、病気がちな2学期…、というパターンが非常に多いです。
年少児で入園し「休んではいけない!」という強い意志で幼稚園も親御さんも毎日を「泣いても連れて行く!」→「子どもは泣き泣きがまんして通う」→「我慢するとお母さんが喜ぶから・・・でも、本当はママと一緒がいい!・・・でも、上手に言えない」→「泣くのを諦める。でも本当はママと一緒がいい(泣」→「・・・(泣くのも言うのをやめる…言ってもわかってくれない)」→「(行きたくない…お腹が痛い、頭が痛い」・・・・・
このようにして、入園当初あまり泣かずに通った年少児は、5月6月ごろにこのような反応がでることが多く、本当に心身ともに疲れて病気になったりします。
夏休み以降も「行きたくない。」と登園拒否になることも…。
健気な子どもは親の期待に応えようとします。でもまだまだ3歳児です。生まれて3年です。お母さんと一緒にいろんなことをしたいのが本来の姿なのです。
リトミックのメンバーの中には、「幼稚園は年少からじゃなくてもいいでしょうか?」という、ご相談を受けることがあります。
私は自分の意見をそして、年少で入った時の子どもの状態や現状を正直にお伝えします。
それと同時に年中から入った時の状態もお話します。
精神的にも肉体的にも「自立が確立された時期なので」本人が「自分は幼稚園に行く。」というのを1年かけて練習し、みんなの様子も見て、「一人で行くんだ!」ということもちゃんと理解するので、長泣きすることもほとんど無く、楽しく通えるようになること。
「年中から入るといじめられませんか?」という質問にも、「偏見は大人だけで、子どもにはありません。いじめがあるとしたら、年少からでなとだめな理由を幼稚園がもっているケースのみで、ほとんどはそんなことは無いはずです。」と、申し上げています。
決して年少から幼稚園に入ることを否定はしません。
でも、3歳児というのは、親子で一緒にいろんなことを学び第一段階の巣立ちを準備する時期だと感じるのです。
最近は、お母さんが働くケースも珍しくなく「産休の間だけリトミックを」という参加も少なくないです。
1歳になると保育園入園ということも多々あります。
しかし保育園という子どもが「生活する場」であり、働く親の為の施設です。親が一緒に過ごせるときは休んで一緒にお出かけしたり、習い事に行くこともOKです。
しかし、幼稚園とういのは「欠席」に対して否定的な部分があるように感じます。
よく「幼稚園は休ませるわけにはいかないし・・・」というお母さんがいますが、どうしてでしょう?
本来幼稚園というのは、義務教育ではないので「行かなくもいい場所」ではないでしょうか?(幼稚園関係者の方を敵にまわす気は無いのでご理解ください)しかし、その幼稚園に子どもが学ぶべきことがたくさんあるのであれば有意義な時期となると思います。
毎日が何らかの「習い事」があるのが幼稚園のように感じています。
つまり、それらになじむ時期や方法は、個人差が非常に大きい年少児であれば、「通えなくても無理はしない方がよい時期」なのです。
私は親御さんに、「子どもとたくさん関わって欲しい」とリトミックでいろんな親子での過ごし方もお伝えしています。
「一緒にたくさん遊んでたくさん学んで欲しい」のです。
長年、リトミックで0歳児から2歳児、長い子で小学校まで関わってきていますが、そんな中で、子どもはいろんなことを遊びながら学び、親の愛情をたくさんもらっていることに気が付き、同時に自分に「自信」がつき、少しずつ「ひとりでもできること」が増えていくのです。その時期がちょうど年中児ごろだと感じます。
年少児(入園組)のリトミックのメンバーで、急に「リトミックに行かない!」と言い出すお子さんがいます。
でも、お母さんと離れリトミックをしている時間はとても朗らかでのびのびと身体を動かしています。
年少でお母さんと離れる時間はほんのわずかで、少しだけ自分でできることを増やす時間と思っています。
そしてもうひとつは、お母さん以外の人とのやり取りや会話がちゃんと成立するように、注意を促します。
でも、その前後はお母さんといっぱい身体を動かして、抱っこもいっぱいしてもらいます。そして「お母さんが入ってくるよ~~!!」というと、なぜか「かくれんぼ」をしたがります。「自分を見つけてくれる(注目される)お母さんを見たい!」という非常に愛くるしい表情を見せてくれます。
そして、ぎゅ~っと抱っこしてもらえるのが一番の「ご褒美」になっています。
こんなリトミックレッスンを過ごしているのに、リトミックにくるまでに「疲れ」や「我慢」で親子で大もめするんだそうです。
そのことに疲れてお母さんが「連れてくるのがもう大変で…(半泣」と・・・。
本当に悲しいケースです。レッスンの最中をこっそり見せてあげたいくらいなのですが…。
でも、これはリトミックに来るのが嫌になったのではなく、それ以前の幼稚園での生活に疲れているからなのですが…。
それでも通常でれば、2学期を迎える頃になると、新しい生活環境にも慣れ、1学期のたいへんだった時期が「うそのよう」になるんですが・・・。それも、続けて来て頂けないと解決しないひとつの試練だと思います。
年少児は、「知育」もたくさん入れていき、到達目標そしては「自分で考える。子どもだけでレッスンする。」というのを目標にしています。1年かけてようやく、子どもだけのレッスンか可能になると考えています。
そして、発表の場を設け「音楽が誰かの役になる」というのを少しだけ実感できることを、最大の目標にしているのです。
せっかく、始めたメンバーは、少なくとも1年間はお子さんと一緒に乗り越えていただきたいと心から願っています。
初めてリトミックにいらして、泣きながらはじめた頃も一緒に乗り換えてきたのではないでしょうか。
幼稚園に通い始めて、子どもの「体力」も理解できたのではないでしょうか。
幼児は「体力=能力」になってきます。
幼稚園にも入園し、体力がないのであれば、それに伴う体力を補う生活をしなければなりません。
健康な身体を作ることが一番の子育ての基礎です。
寝る、食べるだけが、「体力」を作るのではありません。
親の愛情表現が一番の「栄養」になること忘れないでください。
外でがんばって「一人で過ごした時間」がいっぱいあればあるほど疲れています。
たくさんの栄養補給=親の愛情が必要です。
おやの方に、お子さんの精神を守るための、愛情たっぷりの精神的余裕や時間、そして確信がないのであれば、年中からでも充分かもしれませんよ・・・。
いかがですしょうか、決して年少児の入園を否定はしませんが「どうして年少から入園するか?」と、一度考えてみてください。
ゆうこ先生より。