ごぼうの祖母は認知症 その5 認知症は薬で治ります?変わります!でもそれより大切なことは・・・ | ごぼう先生の体操物語|GOBOU|簗瀬寛・やなせひろし|R70 ごぼう先生の健康体操|リハビリカフェ倶楽部

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私の祖母のみっちゃん、現在「介護3」の認定が出ています。


私は風邪をひいた時など調子が悪いと、早めに医師の診察を受けて、
薬に頼ってしまうところがあります。


しかし、みっちゃんは逆です。とても病院嫌い。
毎回自分ではどうにもならないところまで我慢してしまいます。引きこもりの大きな原因のひとつ、首の痛みも我慢し続けた結果、手術の選択肢を迫るところまで行ってしまいました。

もう少し早くリハビリを行っていたら・・・今となってはどうしようもできないことです。



現在は、認知症によって行きたくないというプライドは薄れ、昔では考えられなかった、眼科、内科、歯医者のはしごをするということも可能となりました。なぜなら、内科に行ったときには眼科に行ったことを忘れている状態だからです。


みっちゃんは今、多くの薬を服用しています。

その中のひとつは認知症の薬です。


現在は認知症の専門医師がいるくらい、認知症に関して研究され、医療の発展もしてきました。私の周りにも、片道1時間30分かけて名古屋の認知症専門の病院に通っている方を知っています。


「そもそも、認知症って?」


認知症を起こす代表的な疾患として、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症。ほかにも頭部外傷や進行性核上性麻痺など、様々あります。
複合している場合も。


簡単に言えば、人それぞれってことです。


症状に合わせて薬の服用の仕方も変わってきます。確実な特効薬はありません。副作用も出やすいことから、定期的に様子をみながら継続する必要性があります。



みっちゃんも薬を変えながら様子をみてきました。


テンションが上がったり、下がったり。
その日によっての気分もありますが、薬を変えると何かが変わる気がします。
医師も、その時の症状に合わせて薬を処方してくださるので、良くなったと感じることが多いです。


しかし、認知症が薬治ることはありません。
時間とともに進行していきます。


使い続けた道具が、また新品に戻ることはありません。
壊れた部分を修理をすることはできますが、
決して、元通りには戻りません。

修理=処方

ただ、修理することで長持ちします。
確実に、早いうちから修理を繰り返せば長持ちします。
修理して長持ちする方法(薬の種類)も増えてきました。




認知症は病気です。



本人も家族も、病気として認めることが、治療(予防)への一歩だと思います。


癌が早期に見つかったときのように、
認知症も早く気付くことがとても大切なことだと思います。
初期に気付くこと、見つけることで、未来が変わります。




ただ、薬より大切なこと、


ある医師が言っていた言葉です


認知症は薬で1割 周りの環境で6割 変わると言われている。



薬を使いながら、その人らしく、どう日常を過ごすのかがとても大事なことです。



昔と違って、今のみっちゃんは 穏やかです。

認知症の影響で歩行は自力でできず運動機能は落ちていますが、本当に穏やか。



笑顔がとっても素敵です。


素敵な笑顔で週に5回デイサービスに通い、
月に1度ショートステイを利用しています。やはり、人気者です。


1日でも「みっちゃんの笑顔」が長続きできるように、
私ができる範囲でサポートしていきます。