RW-04, La Explosión Del Momento!/Orquesta Revé | BIG BLUE SKY -around the world-

RW-04, La Explosión Del Momento!/Orquesta Revé

 
[La Explosión Del Momento!/Orquesta Revé] (1989)

1. Ruñidera  2. La Gente No Se Puede Aguantar
3. 21 De Mayo  4. Changüi Clave
5. Mas Viejo Que Ayer, Mas Joven Que Mañana
6. El Palo De Anon  7. I Que Te Importa A Ti!
8. Espero Que Pase El Tiempo
9. Yo No Quiero Que Seas Celosa
10. El Ron Pa 'Despue'  11. Que Cuento Es Ese!
12. Que Lastima Me Da Contigo Mi Amor


この作品は、初めてそれと意識して聴いたキューバ音楽
それ以前は、キューバ音楽と言えば NY サルサや日本のオルケスタ・デル・ソルであり、キューバ生まれの Gloria Estefan を擁する Miami Sound Machine '85年のヒット曲 “Conga” であった。
バンド仲間たちも大同小異で、キューバ風ピアノと言えば ”Conga” だと思っていた。その後、”Conga” のピアノはキューバ出身のPaquito Hechavarría だと知って、理解は正しかったと分かったのだが… 。



[Primitive Love/Miami Sound Machine] (1985)  "Conga" 収録作。他の曲はシンセ/ダンス・ポップ。"Conga" を期待する向きには…


'89年に Orquesta Revé 作品を初めて聴いたとき、各楽器の音質が今一つだなと感じた。'80年代の Hi-Fi 音源に慣れた耳で聴くと、少々 Lo-Fi 過ぎるかなと感じたのだった。クレジットをよく見ると、このアルバムは既発盤 3枚から選曲したコンピレーション盤ではないか。

『 Real World スタジオで新録すればよかったのに 』

楽曲も歌も演奏も素晴らしいだけに、猶のことそう思った。次回作に期待したのだが、Real World からの新作が届くことは終ぞなかった。



[リアル・キューバ音楽/ペドロ・バージェ] (2009)


その後の我が国におけるキューバ音楽事情を振り返って見ると、村上龍氏の存在が大きかったと思う。'97年の “Buena Vista Social Club” のヒット以前に、キューバ音楽の魅力を発信していた著名人は、村上龍氏ぐらいだった。

'92年に Los Van Van 楽曲を自らの映画 “トパーズ” の主題歌とし、'93年に “新世界のビート,快楽のキューバ音楽ガイド” を発表してキューバ音楽の魅力を発信し、さらにはレーベル Murakami's を立ち上げて、コンサートのプロデュースまで行っていた。村上龍氏の功績は大きい。



[Buena Vista Social Club (self-titled)] (1997)


さて、Orquesta Revé のその後はと言うと、創始者 Elio Revé が '97年に逝去された後は、ご子息 Elito Revé がグループを引き継いで Elito Revé y su Charangon として活動を続けている。世代を超えた活動に敬意を表します。


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